神奈川県鎌倉市の解体予定施設に侵入し、銅線ケーブルを盗んだとしてベトナム人の男3人が逮捕され、警視庁が余罪を調べています。 ざっくりPOINT 廃施設を狙い銅線ケーブルを窃盗 転売先で160万円相当とみられる 黙秘と供述の分かれる容疑者たち 金属窃盗の背景と拡大する被害 近年、銅や鉄などの金属価格が国際的に高騰しており、それに伴って日本国内でも「金属窃盗」が相次いでいます。 とくに銅線は電線や設備に多用され、盗難対象として狙われやすい傾向にあります。 解体施設や無人の工場、道路工事現場などがターゲットになることが多く、監視の目が届きにくいことも被害を助長しています。 また、窃盗団の中には外国人グループも多く関与しており、国内の中古金属市場や転売ルートが犯罪の温床となっているとの指摘もあります。 今回の事件でも、盗品がすぐに買い取られていることから、買取業者との関係や流通経路の実態解明が急がれます。 再発防止に必要な制度整備と監視体制 金属窃盗の再発を防ぐには、監視カメラの設置や夜間巡回の強化といった現場の対策だけでなく、中古金属の売買に対する規制強化も不可欠です。 特に金属買取業者に対しては、身元確認や記録保存の義務付けを徹底し、違法品が市場に流通しない仕組みを構築する必要があります。 また、外国人労働者による犯罪の一部であるとすれば、受け入れ体制や生活支援のあり方についても見直しが求められます。 技能実習生などに対する待遇の悪化や孤立が犯罪につながるケースもあり、背景にある社会構造的な問題にも目を向けなければなりません。 治安維持と共生の両立が今後の課題です。 ゴミ処理施設から銅線ケーブル120万円相当盗んだか…ベトナム人の男3人を逮捕「40万円の報酬もらった」神奈川・鎌倉市 2025年6月17日 9時25分 FNNプライムオンライン ゴミ処理施設から銅線ケーブル120万円相当盗んだか…ベトナム人の男3人を逮捕「40万円の報酬もらった」神奈川・鎌倉市 写真拡大 銅線ケーブルを盗んだ疑いで、ベトナム人の男3人が逮捕されました。 ブー・マイン・クオン容疑者(25)と運転役のグエン・テ・キエン容疑者(25)ら3人は5月、解体予定だった神奈川・鎌倉市のゴミ処理施設の窓を割って侵入し、銅線ケーブル28本、合わせて120万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
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