【大阪】民泊施設などで中国人相手に日本人女性を売春… 中国籍の男ら3人逮捕

中国人相手に日本人女性を売春させていたとして、大阪府警が中国籍の男ら3人を売春防止法違反の疑いで逮捕しました。

ざっくりPOINT
グアン・ボー容疑者が店長を務める風俗店が中国人客向けに日本人女性を派遣
女性はホテルや自宅、民泊施設に派遣され売春行為を行っていた
グアン容疑者ら3人が5月上旬~7月中旬にかけて中国人男性3人に女性を派遣
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デリヘル業界の実態と法の抜け穴
今回の事件は、デリバリーヘルス業として届け出されていた店舗が、実際には売春行為を行っていたことが明るみに出たケースです。

デリヘル業は店舗型風俗店とは異なり、無店舗型として許可が下りる業種ですが、派遣先で売春が行われていた場合は明確な違法行為となります。

特に、民泊施設を含むさまざまな場所で違法行為が行われていた点が問題視されています。

また、今回の事件では利用者の大半が中国人旅行客や在日中国人であり、店の評判が口コミで広がっていたとされています。

外国人観光客の増加に伴い、こうした違法営業のターゲットも国際化していることがうかがえます。

インバウンド需要を見越した違法ビジネスが横行する可能性も高く、今後は民泊施設との連携や監視体制の強化も求められます。

さらに、グアン容疑者は容疑を否認していますが、同行為に関与していたとされるドライバー2人も逮捕されており、組織的な運営実態が疑われています。

風俗産業の管理体制や法的整備の見直しも喫緊の課題と言えるでしょう。

中国人相手に日本人女性を売春させたとして、大阪府警生活安全特別捜査隊は17日、売春防止法違反(周旋)容疑で大阪市西淀川区中島の風俗店店長、グアン・ボー容疑者(32)=中国籍=ら店関係者3人を逮捕したと発表した。グアン容疑者は「女の子に(売春を)指示していない」と容疑を否認しているという。

府警によると、グアン容疑者は中国人旅行客や在日中国人を主な客とするデリバリーヘルス「阪崎屋」の店長。十数人の女性を雇っていたが、いずれも日本人だった。

女性を派遣する先はホテルや相手の自宅が多かったが、民泊施設も含まれていた。同店はデリバリーヘルス店として届け出ていたものの、実際には許可されていない行為を女性にさせており、中国人の間で口コミで広がっていたという。

グアン容疑者の逮捕容疑は共謀し、5月上旬~7月中旬、20~30代の中国人男性3人に対し、日本人女性を売春の相手として指定の場所まで送り届けたとしている。ほかに逮捕されたのは中国籍の男(31)と日本人の男(58)でいずれもドライバー役とみられる。

https://www.sankei.com/article/20250917-DC6XXNACUFPW5L6RY225UPJXWA/