社民党の福島瑞穂党首は、石破茂首相に対する自民党内の辞任要求に対し「笑止千万」と一蹴し、同党の政治姿勢こそが問題だと強く批判しました。 ざっくりPOINT 石破首相は歴史認識で一定の評価 福島氏、自民党内の批判に反論 旧安倍派の政治責任を追及 報道の詳細 20250723 党首記者会見 https://t.co/9qhjZohfj9 — 福島みずほ 参議院議員 社民党党首 (@mizuhofukushima) July 23, 2025 社民・福島党首、石破首相を「歴史修正主義者ではない」 自民内の辞任要求を「笑止千万」 社民党の福島瑞穂党首は23日の記者会見で、参院選で大敗した石破茂首相(自民党総裁)について「責任を取って辞めるべきだ」とする一方、「歴史修正主義者ではない」と一定の評価をし、「自民党政治の問題だ」として同党内の「石破降ろし」の動きを批判した。 福島氏は「石破首相は、この10年ほどの首相の中では歴史修正主義者ではない、珍しい首相だった」との認識を示した上で、「なぜ石破さんが政策をやれないかというと、自民党の負の歴史を背負わされているからだ。選択的夫婦別姓をやりたいとか、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバー参加したいという意思を持っても止められた」と指摘した。 さらに「旧安倍派を中心にした裏金問題、政治とカネの問題も続いている。『石破辞めろ』と足を引っ張っている人たちには旧安倍派も多いが、『あなたたちのせいでこうなっている』と言いたい。笑止千万、ずうずうしい。石破さんは責任を取るべきだが、もっと責任を取るべきはあなたたちのほうではないか」と述べた。 社民党を巡っては、比例代表で初当選したラサール石井氏が自身のX(旧ツイッター)で「ここ最近の自民党の首相では一番まとも」などと首相の続投を支持する投稿を行っている。 https://www.sankei.com/article/20250724-NOCYLWTTPBHWBHVHZ2YM3DIFBA/?outputType=theme_election2025 石破政権と保守派の深い対立構造 石破茂首相は、選択的夫婦別姓や核兵器禁止条約への関与を模索するなど、保守政党の中では比較的リベラル寄りな姿勢を示してきました。 こうした政策姿勢が、旧安倍派を中心とした保守強硬派と対立し、党内では長年くすぶっていた「石破外し」が再燃しています。 福島党首が指摘した通り、石破首相が政策実行に苦しむ背景には、党内の権力構造と保守勢力の抵抗があるとされます。
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