賞味期限が約3カ月過ぎたパンが大分県宇佐市の中学校給食で提供され、生徒が気づいたことで問題が明らかになりました。 ざっくりPOINT 宇佐市が賞味期限切れの冷凍パンを中学校の給食に提供 生徒がパンの袋を見て賞味期限切れに気づく 納入業者が「品質に問題ない」と説明し、市が再発防止策を発表 詳細は動画 ================================ 賞味期限3カ月過ぎたパン120個を給食で提供 生徒が気付く 納入業者「品質に問題無い」大分 宇佐市教育委員会提供 宇佐市は学校給食で賞味期限がおよそ3カ月過ぎたパンを提供したと発表しました。 現時点で健康被害の報告はないということです。 賞味期限が過ぎていたことが分かったのは大分県宇佐市内の中学校に10日提供された給食の冷凍パンです。 提供されたパンの賞味期限は2025年の6月5日で袋に記載されていた賞味期限を見た生徒が賞味期限切れに気づいたということです。 賞味期限がおよそ3か月過ぎていたパンは120個提供され、北部中学校の1年生から3年生と西部中学校の3年生に配られました。 現在、健康被害を訴えている生徒や教職員はいないということです。 宇佐市によりますと、納入業者からは「賞味期限を半年過ぎていても細菌の発生はなく、品質に問題は無い」との回答を得ているということです。 市は「賞味期限の確認を徹底するよう求め、再発防止に努める」としています。 https://news.ntv.co.jp/category/society/to95b07f0891f34860aa9e519579091a26 学校給食における賞味期限管理の重要性と今後の課題 学校給食は子どもたちの健康と成長を支える大切な食事であり、安全性の確保が最優先事項です。 今回のように賞味期限切れの食品が提供される事態は、たとえ健康被害が出ていなかったとしても、保護者や関係者に大きな不安を与えるものです。 特に学校給食は公的な責任のもとで運営されており、民間業者と自治体の信頼関係が求められます。 今回の事例では納入業者が「品質に問題はない」と説明しているものの、賞味期限の表示は消費者の安全判断に直結する重要な情報であり、軽視すべきではありません。 また、賞味期限を過ぎた食品がなぜ保管されていたのか、納入の際にどういったチェック体制が取られていたのか、詳細な検証が必要です。 今後は納入業者の在庫管理や自治体側の受け入れ体制の強化が求められます。
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