台湾の首都・台北の繁華街である西門町で、日本人を名乗る2人組が中国国旗を掲げ、政治的な主張を展開する騒動があった。
2人は街頭で「私たちは中国を愛している!台湾は中国のものだ」と演説し、その様子を撮影した動画が中国のSNSを中心に拡散された。
台北の繁華街で起きた政治的挑発行為
自らを「日本の萌えキャラ・田中くん」などと称したこの2人組の行動は、現地の台湾市民の間で大きな波紋を呼んだ。
- 台湾・台北の繁華街で日本人2人が中国国旗を掲げ、政治的挑発行為を行った
- 台湾当局はこれを公共の秩序を乱す行為と判断し、強制退去および再入境禁止の処分を下した
- 台湾は国家主権に関わる外国人による政治的介入に対し、極めて厳格な姿勢を維持している
事態を重く見た台湾当局は直ちに調査を開始。移民署は、この行為が台湾の公共の秩序を乱すものと判断した。

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その結果、当局は2人のうち1人に対して強制退去および再入境禁止処分を、もう1人に対しても再入境禁止処分をそれぞれ下した。
台湾では、外国人による政治的な言動に対して非常に厳しい姿勢が取られている。
特に「台湾は中国の一部である」といった主張は、台湾の国家主権や公共の秩序を脅かす行為とみなされることが一般的だ。
台湾の「入出国及び移民法」に基づき、国家の利益や安全を損なう恐れがある外国人に対しては、当局が強制退去等の措置を講じることが可能となっている。
今回の事例は、単なる個人のパフォーマンスではなく、台湾社会における政治的な緊張を意図的に煽る行為として厳しく断罪された形だ。
台湾当局が示す「国家主権」への断固たる姿勢
過去にも、中国系インフルエンサーらが同様のプロパガンダ活動を行い、居留許可の取り消しや国外退去処分を受けた例がある。
台湾は民主主義体制として言論の自由を保障しているが、国家の安全保障に関わる外国人の介入に対しては極めて慎重かつ毅然とした態度を崩さない。
今回の処分は、台湾が中国からの影響力や情報操作に対して強い警戒感を持ち、主権を守る姿勢を国際社会に改めて示すものとなった。
外国人であっても、訪問先の国の政治的背景や法規制を尊重すべきという原則が、改めて浮き彫りになったと言えるだろう。