北中米の地で響いたホイッスルが、ソウルの政治中枢と世論を激しい怒りの渦へと突き落とした。
サッカーのワールドカップ北中米大会で、韓国代表の1次リーグ敗退が6月28日に確定した。
- 2026年6月28日、サッカーのワールドカップ北中米大会で韓国代表の1次リーグ敗退が正式に確定した。
- 李在明大統領は自身のX(旧ツイッター)を更新し、監督やサッカー協会を「無能な指揮官」と名指しで痛烈に批判した。
- 代表監督を務める洪明甫氏に対しては飲食店での入店拒否やネット上の殺人予告など、社会的バッシングが過熱している。

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この結果を受け、国の最高権力者が発した一言が巨大な波紋を呼んでいる。
李在明大統領のSNS投稿とサッカー協会への直撃批判
李在明大統領は自身のXアカウントに、監督やサッカー協会を名指しで非難する長文の投稿を叩きつけた。
「予想外の結果に戸惑いを超えて、あきれている」
最高指導者はSNSの画面越しに、容赦ない言葉を国民に向けて投げ放った。
「能力よりも身内びいきを優先し、無能な人を指揮官に選べば結果は火を見るより明らかだ」
李氏はスポーツ団体の人事体制や組織運営の根深い腐敗を指摘したうえで、文化体育観光省に対して徹底的な原因分析と再発防止策を早急に講じるよう厳命した。
韓国代表がワールドカップの1次リーグを突破できなかったのは、ロシア大会を戦った2018年以来、実に8年ぶりの不名誉な記録となった。
今回チームの指揮を執っていたのは、2014年のブラジル大会でもグループリーグ敗退を味わった洪明甫監督である。
過去の苦い記憶と今回の惨敗が重なったことで、洪監督に対する批判の声は瞬く間に制御不能な巨大バッシングへと変貌した。
韓国メディアの報道によると、すでに一部の飲食店やカフェでは洪氏の出入り禁止を公言する貼り紙が出現している。
さらにはインターネット上の掲示板に監督に対する殺人予告が書き込まれる事態に発展し、警察当局が急遽捜査に乗り出すなど現場の治安悪化が懸念されている。
洪明甫監督への猛烈な社会的バッシングと高まる懸念
国のトップが公の場で指導者を名指しで断罪したことに対し、SNS上では戸惑いや反発の声が次々と上がっている。
「いや、さすがに大統領が言っちゃダメだよ。チームとして必死に戦ってきたんだから讃えるなり労うなりしなさいよ」
あるネットユーザーは、敗者に対する配慮を欠いた国家元首の姿勢に冷ややかな視線を向けた。
「大統領が批判煽って、あり得ないです。まず労いの言葉でしょう。韓国で安全に生活出来ない状況作ってますよ」
激化する世論の暴走を危惧する声は少なくない。
敗戦のショックに沈む選手やスタッフのメンタルケアが最優先されるべき局面で、最高権力者による公開処刑のような告発は、社会全体にさらなる分断と過激な排除の論理を根付かせる危険性を孕んでいる。
