橋下徹氏が大阪市長時代に推進した特区民泊による生活環境悪化問題を受け、生放送で謝罪しました。 ざっくりPOINT 大阪市内で外国人観光客による路上喫煙や騒音、ゴミ問題が発生 橋下徹氏が番組中に謝罪文に書き換え 橋下徹氏が当時の判断と対応不足を認め謝罪 報道の詳細 =========================================== 橋下氏 生TVで何度も謝罪→大阪民泊で外国人客の路上タバコ散乱、ゴミ騒音VTR見て蒼白「特区民泊推進した僕の責任です。申し訳ありません」 想定も対策不十分でした 大阪府知事・大阪市長の橋下徹弁護士が13日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。番組では橋下氏に聞きたい問題として、外国人観光客が急増する中、宿不足を解消するために始まった「特区民泊」制度で、万博開催も要因となって全国の約95%が大阪市内に集中する一方で、大阪の住宅街で外国人観光客によるトラブルが続出していることが特集された。 外国語での注意喚起の張り紙も無力で、路上にタバコの吸い殻が並べて捨てられ、深夜騒音、ゴミ問題などで住民が苦慮しているVTRが流れた。苦情が年々急増しており、大阪市が国に法改正を求めるなど、対応を迫られていることが伝えられた。 一方で大阪の特区民泊を推進した人物として、橋下氏が大阪市長時代に「これはやるべき」と語っている映像が流れ、肝入り政策として推進したことが紹介された。 スタジオでは東野幸治が、差別などの意図なしで住民の主張は当然とし「まさか作った当事者が横にいるとは!」と声を上げた。 これに橋下氏は、当初フリップに「想定内」と書いて示してから後で詳しく事情説明する段取りだったそうだが、VTRを見て慌てて裏側に「申し訳ございません」と書き直して、謝罪。「あれはダメ。想定内やとは言えません」とお詫びした。 橋下氏は、2015年当時は経済低迷し、外国人観光客を呼び込むために民泊を推進し、観光客が急増したのも事実とした。経済面などでプラス面もあったが、ただし詳細な地域選定なども必要だったとし「住民の皆さん、申し訳ないです。しっかり手当てができてなかった。僕が旗振りました」と頭を下げた。 一方で、大阪市職員からは2015年当時に「現在起こっている問題のリスクは全部僕は聞いてました」と明かし、そのうえで「でもやろうと。やって問題が出たら対応する。もし、ここでやらなかったら、ホテルも何もない状況で外国人観光客を受け入れない」との市長判断だったと説明。「やったうえで課題に対応しようと言ってたんですけど、そこが不十分だったのは申し訳ないです」とお詫びした。 東野が「やるのが遅くないですか?」と突っ込むと、「あの…これは本当に僕の責任です」と謝罪した。 青木源太アナが「橋下さんが番組で謝るってのは」と驚くと、東野も「初めて見ました」。 VTR中に橋下氏がフリップを書き直すために「マジック!マジック!」と言い出したことも明かされた。 対応を迫られる横山英幸市長、吉村洋文知事に向けても頭を下げ「僕の散らかしたのをしりぬぐいさせるのは、申し訳ないです」と述べた。 https://news.yahoo.co.jp/articles/46ca360f085c52d01a689ff6860fde21e6049305 ========================================= 民泊制度の拡大と地域社会への影響 民泊制度は観光需要の拡大に対応するため全国的に広がり、大阪は特にその中心地となりました。 ホテル不足を補うための有効な手段として導入されましたが、住宅地での展開は住民生活との摩擦を招きやすく、現場では騒音やごみ問題などが深刻化しています。 特に特区民泊のように規制が緩和されたエリアでは、宿泊客のマナー問題が顕在化しやすい傾向があります。
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