全国展開する人気寿司チェーン「はま寿司」は、5月26日の営業開始時間から、一部商品の価格を改定することを発表した。度重なる物価高の波が、外食産業の代名詞とも言える低価格路線にも大きな影を落としている。
今回の価格改定の対象となるのは、看板メニューである「まぐろ」をはじめ、「特製漬けまぐろ」「特製漬けとろびんちょう」「大葉漬けアカイカ」などの人気商品だ。
- 回転寿司チェーン「はま寿司」は、5月26日の営業開始時間から一部商品の価格改定を実施する。
- まぐろや特製漬けまぐろなど、これまで税込110円だった商品が税込132円に変更される。
- 原材料費や人件費、エネルギーコストの高騰が背景にあり、SNS上では消費者から様々な声が上がっている。

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いずれの商品も、これまで変更前は本体価格100円(税込110円)で提供されてきたが、改定後は本体価格120円(税込132円)へと変更される。差額は本体価格で20円、税込では22円の引き上げとなる。
原材料高騰の波、まぐろなど100円商品が120円に
同社が公表した価格改定の主な理由は、世界的なまぐろをはじめとする原材料費の高騰に加え、国内における深刻な人件費やエネルギーコストの上昇に対応するためとしている。
一方で、同社はシャリに対して国産米を100%使用しているこだわりを改めて説明。今後も安全性と品質に妥協することなく、顧客に満足してもらえる商品を提供していく方針を示している。
なお、一部の店舗においては変更前・変更後の価格が異なる場合があるほか、テイクアウト時は税率の違いにも注意が必要となる。営業開始時間も店舗ごとに異なるため、利用の際は事前の確認が推奨される。
その他の商品の具体的な価格改定内容については、5月26日以降に店頭のメニューや公式ホームページのメニューページで確認することができる。
この突然の発表を受けて、SNS上ではユーザーからのリアルな声が瞬く間に拡散された。「それでも他のお店よりはまだ安いと思う」と理解を示す意見がある一方で、「給料が上がらないのに物価対策をしてほしい」と切実な悩みを吐露する投稿も相次いだ。
止まらない物価高に広がる戸惑いと受け止めの声
また、「100円から120円になるなら、他のチェーン店と比較してしまう」「はま寿司は安さが魅力だったから本当に残念だ」といった、長年通い詰めてきたファンからの惜しむ声も少なくない。
一方で、「これまで100円という低価格で維持できていたこと自体が奇跡に近い」「きっちりとかかる経費と生み出す利益から適正な価格設定をしてほしい」と、企業の経営努力に理解を示す冷静な意見も見受けられた。
長引くインフレと実質賃金の伸び悩みが続く中、今回の値上げ報道は、日本の外食産業が直面する構造的な課題を改めて浮き彫りにしている。庶民の強い味方であった回転寿司の価格体系は、今大きな転換点を迎えていると言えそうだ。