沖縄県が運営する修学旅行専門サイト「おきなわ修学旅行ナビ」に、米軍普天間飛行場の辺野古移設反対運動を主導する男性が「平和学習アドバイザー」として登録されていたことが明らかになり、議論を呼んでいる。
この男性は、名護市安和の土砂搬出港周辺で抗議活動を繰り返しており、過去には警備員が死亡する痛ましい事故も発生している現場の常連である。こうした人物が教育の場に関与することに対し、保護者や世論から懸念の声が上がっている。
「適当と認めた」知事の判断と波紋
玉城デニー知事は4月30日の定例記者会見で、この件について問われると、「適当と認めたわけで登録している」と明言し、登録の正当性を強く主張した。
- 沖縄県の修学旅行サイトに辺野古移設反対の抗議活動を行う男性がアドバイザーとして登録されていたことが判明した。
- 玉城デニー知事は会見で、登録について「適当と認めたわけで登録している」と述べ、選定基準に問題はないとの認識を示した。
- 政治的中立性を問う声に対し、知事は「学習内容は学校側の判断」とし、個人の活動内容よりも講座の提供内容を重視する姿勢を強調した。
知事は、アドバイザーの選定基準について「常に公平・公正な視点で講話できるか、学校側の要望に沿った内容を提供できるかを確認している」と説明した。

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その上で、登録の可否は個人の政治的信条や所属団体ではなく、あくまで修学旅行生に対する教育コンテンツとしての適合性を基準にしていると強調した。
しかし、平和学習という教育の根幹に関わる分野において、特定の政治活動を強く推進する人物が関与することへの批判は根強い。
SNS上では「平和学習の公平性が担保されているのか」「生徒の親御さんは納得するのか」といった疑問や、知事の責任を問う厳しい意見が相次いで投稿されている。
これに対し玉城知事は、「どのような学習を選択し実施するかは、実施主体である各学校が判断するものだ」と述べ、最終的な責任の所在は学校側にあるとの見解を示した。
政治的中立性と修学旅行のあり方
県が委託する運営団体がアドバイザーを公認する以上、県としてのチェック体制が問われるのは必至だ。
平和学習の本来の目的である「多角的な視点の育成」と、特定の政治的主張が混在することへの懸念は、今後も県政の大きな課題となりそうだ。
今回の事態を受け、修学旅行の受け入れ側や教育現場からは、アドバイザーの選定基準の透明化を求める声も上がっている。
沖縄の歴史と平和を学ぶ場として、修学旅行がどのような役割を果たすべきか。今回の騒動は、そのあり方を改めて問い直す契機となっている。