立憲民主党の安住淳幹事長と公明党の西田実仁幹事長が16日、国会内で会談を行い、翌17日午後から両党の党首会談を開催することで電撃合意した。
- 立憲民主党の安住幹事長と公明党の西田幹事長が会談し、17日の党首会談開催で合意した
- 安住氏は自民党の右傾化を念頭に「我々がしっかり踏ん張らなければいけない」と強調した
- 穏健中道勢力としての連携強化を図る一方、世論からは実効性に懐疑的な声も上がっている
会談後の取材に応じた安住氏は、今回の動きについて「もともと穏健中道勢力として与野党に別れていたが、考え方が似ているので、ぜひ様々な面で全般にわたって連携を深めていきたい」と述べ、明確に連携強化の意向を表明した。
これに対し、公明党の西田氏も「日本の政治を前に進めるために自民党との連携を断ってこうした立場になった」と応じた。

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穏健中道勢力の結集へ、立憲と公明が党首会談へ
さらに西田氏は、「無分別な連携ではなく、中道改革路線を共にやっていける連携相手とぜひこれから政治的な行動を共にしていきたい」と語り、理念を共有できるパートナーとしての期待感をにじませたという。
安住氏は記者団に対し、会談の冒頭で西田氏と交わした握手についても言及した。
「穏健中道リベラルと私どもは言っているが、日本の社会の戦後を支えてきた重要な一翼だ」と位置づけ、その歴史的役割の重要性を強調した。
その上で、安住氏は「自民党が右傾化すればするほど、我々がしっかり踏ん張らなければいけないというのが公明党と私どもの考えだ」と述べ、自民党政権への強い対抗意識をあらわにした。
また、「ある意味で再編に近いのかもしれないが、私どもも覚悟を決めて、公明党の皆さんが力強い仲間になっていただければ、対抗軸、もう一つの受け皿として、日本社会の中で国民の皆さんに訴える軸にしたい」と力を込めた。
注目の集まる21日召集の臨時国会における首相指名選挙への対応については、「明日(17日)斉藤代表と会うので、野田代表から直接、話してもらおうと思っている」と述べるにとどめた。
このように、国会内では野党第1党と元与党による新たな軸作りが急速に動き出している。
ネット上や世論からは連携の実効性に疑問の声も
しかし、こうした穏健中道勢力の連携強化の動きに対し、世論の受け止め方は必ずしも一色ではない。
インターネット上などでは、両党のこれまでのイデオロギーや過去の立場の違いを理由に、協力関係の実効性や一貫性に疑問を呈する声が相次いでいる。
公明党が自民党との長期にわたる連立を離れたことに対する評価よりも、「どの政党とも安易に組む姿勢に見える」といった冷ややかな受け止め方や不信感も目立っている。
また、「自民党の右傾化」というテーマそのものについても、その認識の妥当性を巡って賛否が分かれており、今後の具体的な政策協議や選挙協力において、両党がどのように国民からの信頼を獲得していくのかが厳しく問われることになりそうだ。