立憲・野田代表、国民・玉木氏に「野党一本化の交渉条件引き下げて」「首相目指すなら度量見せて」

立憲民主党の野田佳彦代表が、首相指名選挙での野党候補一本化に向けて国民民主党の玉木雄一郎代表に条件の引き下げを求め、維新の会との会談にも意欲を示しました。

ざっくりPOINT
野田佳彦代表が玉木雄一郎代表に首相指名の条件を引き下げるよう要請。
野田代表が日本維新の会と国民民主党に党首会談を打診し、早期の実施に意欲を示す。
玉木代表が安保・原発政策の妥協に慎重な姿勢を示し、立民に政策修正を要求。
報道の詳細

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野党間の調整は難航か 主導権争いと政策の溝が焦点に
ネット上では、野田佳彦代表の呼びかけに対し、「現実的な協力を進めるべきだ」とする意見と、「野田代表も玉木代表も譲歩を避けている」とする批判の声が目立ちました。特に多かったのは、「野党が結束できなければ政権交代の可能性は遠のく」という指摘です。多くの投稿者は、理念や立場の違いを理由に歩み寄りを拒む姿勢に懸念を示しており、主導権争いが目的化しているようにも見えるという見方が広がっています。

今回の動きは、野党再編をにらんだ重要な局面といえます。立憲民主党が政策の柔軟化に含みを持たせる一方で、国民民主党は安全保障や原子力政策などで譲れない立場を明確にしており、合意形成には時間がかかる見通しです。また、日本維新の会が「立民と国民民主が本気でまとまるなら応じる」としており、他党の姿勢も両者の歩み寄りに左右される構図です。

一方で、野党協力を求める声の裏には、自民党中心の政治構造に対する「対抗軸の不在」への不満も見られます。ネット上では「理想よりも実現力を優先すべき」との現実的な意見も増えており、今後の交渉でどこまで政策をすり合わせられるかが、野党勢力の命運を左右することになりそうです。

ネット上のコメント
■玉木首相くる!??!?

■総理になって即解散しろ 国民無視しすぎだろ

■野田さんっていっつも変な方に向いてドヤって何も無いまま消えるよね…

■野田もどんだけ必死やねん

■ここまでみっともないといっそ清々しいな

■自分で声かけといて相手に譲歩を要求するとか面白いなこいつ

■令和の無責任男

立民・野田氏、玉木氏に首相指名の条件引き下げ要求 維国に会談打診

立憲民主党の野田佳彦代表は12日、首相指名選挙で野党候補の一本化をめざすため、国民民主党の玉木雄一郎代表に交渉条件を引き下げるよう求めた。「意見があるんだったらぜひ私に聞かせてほしい。『のりしろ』を持ってきてほしい」と話した。

横浜市で記者団の質問に答えた。日本維新の会、国民民主に党首会談を打診するよう安住淳幹事長に指示したと明らかにした。早ければ14日にも話し合いたいと意欲を示した。

国民民主は原子力発電や安全保障政策の隔たりを理由に協力は難しいとの考えを示している。玉木氏は「首相を務める覚悟がある」と明言したうえで、立民にこうした基本政策を修正し機関決定するように求めている。

立民は集団的自衛権の行使を限定容認する安保関連法の「違憲部分の廃止」を訴えている。党綱領に「原子力エネルギーに依存しない原発ゼロ社会」の早期実現を明記している。

野田氏は「われわれは一字一句変えてはいけないという立場にない」と政策変更に含みを持たせた。「野党が頑張れば政権交代できるかもしれないのをみすみす逃すのは責任ある党の態度ではない」と強調した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1206E0S5A011C2000000/
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