【!?】小泉進次郎さん、選挙中に異例のフィリピン出張へ

小泉進次郎農相が自民党総裁選の最終盤に異例の海外出張としてフィリピンで開催されるASEAN+3農林大臣会合に出席することを明らかにしました。

ざっくりPOINT
小泉進次郎農相が10月1日から2日にフィリピン出張を発表
ASEAN+3農林大臣会合で各国と技術協力や食料安全保障を議論
ラウレル農業大臣との会談で日本産ブドウ輸出の早期解禁を働きかけ予定
報道の詳細

批判高まる中での海外出張に対する世論の冷ややかな視線
 小泉進次郎農相が総裁選の終盤でフィリピンへの出張を決めた背景には、農相としての公務を優先する姿勢があるとされています。しかし、SNS上ではこの行動に対して「逃げた」とする厳しい反応が多数見られ、特に「ステマ問題」への説明責任を果たさないまま国外に出る姿勢に不信感が集まっています。

 多くのコメントでは、会合出席が「重要な外交日程」という名目であっても、総裁選の真っ只中という政治的に極めて重要なタイミングでの出国は、説明回避や批判からの逃避と見なされているようです。また、リモート参加や録画動画での発言が可能な現在、実際に現地に赴く必要性に疑問を呈する声も上がっています。これにより、単なる外交公務以上の「政治的意図」を感じ取る向きが強くなっているのが現状です。

 ネットでは「ステマ大臣」「逃亡」「出張ではなく逃走」といった強い言葉が飛び交っており、小泉農相に対する信頼が揺らいでいる様子が如実に表れています。今後の総裁選において、この判断がどのように評価されるかは不透明ですが、有権者や党内関係者の印象には確実に影響を与える局面となっています。帰国後、農相として、また総裁候補としてどのような説明や対応を行うかが、今後の信頼回復の鍵となりそうです。

【総裁選】小泉進次郎氏フィリピン出張へ 異例の選挙期間中、ステマ問題渦中にASEAN会合へ

 自民党総裁選(10月4日投開票)に出馬している小泉進次郎農相は30日の閣議後会見で、10月1日から2日にかけてフィリピンで開かれる第25回ASEAN+3農林大臣会合に出席するため、マニラに出張することを明らかにした。

【写真】「ステマ指示」報道の女性議員

 総裁選の最終盤となるタイミングでの海外出張は異例だが、進次郎氏はかねて農相としての公務を最優先にするとも述べていた。

 進次郎氏は「ASEAN各国と日中韓の3カ国が毎年1回、一堂に会する意見交換の場であり、ASEAN首脳会合にもつながる重要な会合だ」と意義を強調。「今回の会合では、ASEAN地域の食料、農林業分野における技術協力の方向性や食料安全保障についても議論していく」とした上で、「この機会をとらえ、議長国フィリピンのラウレル農業大臣など各国との会談を行う予定です。ラウレル大臣との会談ではシャインマスカットなど日本産ブドウの輸出の早期解禁に向けた議論を行い、我が国の農業者が1日でも早く輸出できるよう、強く働きかけたい」とも述べ、山梨県との協議で話題になったシャインマスカットなどの輸出強化に向けた議論に言及。「今回の出張を通じて、ASEAN諸国との関係をさらに強化してまいります」と訴えた。

 関係者によると、今回の出張日程は以前から検討されていたという。

 進次郎氏は今回の総裁選で有力候補の1人とみられており、新総裁選出時を念頭に置いた、首脳外交に向けた「予行練習」なのだろうか。一方で、自身の陣営で起きた、配信動画への好意的なコメント投稿要請の「ステマ問題」をめぐり批判が拡大する中で、総裁選の選挙戦から「一時離脱」する形にもなるだけに、2日間の出張とはいえ、関心を集めそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a76e2ebcf5a02346fd5db7814a08c5a7094aa739