【放送事故】米ニュース番組メインキャスター「精神疾患持ってるやつとかホームレスみたいな社会的弱者は◯せばいい」

米ニュース番組『Fox & Friends』の生放送中に、司会者のブライアン・キルミード氏が社会的弱者への差別的発言を行い、批判が殺到しています。

ざっくりPOINT
9月10日、キルミード氏が番組内で路上生活者について「ただ殺せばいい」と発言
発言がSNSで拡散され、大きな批判を受ける
9月14日、本人が放送内で謝罪
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報道における倫理と社会的責任の重み
今回の発言をめぐる問題は、報道に携わる人物の社会的責任と倫理意識の欠如を浮き彫りにしています。

メディアは情報を伝える立場であると同時に、公共の価値観や人権意識を形成する影響力も持っています。

特に生放送での発言は瞬時に広まり、視聴者や関係者に与える影響は非常に大きくなります。

SNS上では「クビにすべき」「言葉を失う」といった強い批判が相次いでおり、発言の衝撃の大きさがうかがえます。

また、精神疾患やホームレスといった社会的弱者への偏見が未だ根強く存在していることも露呈されました。

今回の問題は、一個人の失言にとどまらず、アメリカ社会全体における福祉や人権、報道倫理の在り方に一石を投じています。

今後、報道機関やメディア関係者には、社会的責任をより強く自覚し、慎重な発言と行動が求められます。

また、視聴者や市民もこうした言動を見逃さず、声を上げていくことが重要です。

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社会的弱者は「ただ殺せばいい」。生放送中、司会者の発言に共演者も静まり返る→世間から批判が殺到「クビにして」(アメリカ)

米ニュース番組のメインキャスターが生放送中に発した内容に、批判が集まっている。

ブライアン・キルミード氏は、保守系ニュース番組『Fox & Friends』のメインキャスターを務めている。

9月10日に放送された番組では、精神疾患と診断されていた容疑者が、ウクライナ人難民を殺害した事件を取り上げた。

共同司会者のローレンス・ジョーンズ氏は、以下のように意見を述べた。

「政府は精神疾患者やホームレスの人々に何十億ドルも投じてきた。しかし、多くの人は必要な支援を受けようとしない」

「選択肢を与えるべきではない。支援を受けるか、刑務所に入るかだ」

これに対し、キルミード氏は「それなら強制的に致死薬注射でもすればいい。ただ殺せばいい」と発言。

路上生活者や社会的弱者を軽視する発言として波紋を呼び、この発言を切り取った動画は660万回再生されている。

司会者の非人道的な発言に対し、SNSでは「クビにすべき」「言葉を失う」など、怒りの声が殺到している。

ユーザー①「政治的暴力の典型だ」

ユーザー②「テレビで聞いた発言のなかで、もっとも衝撃的な言葉だった」

ユーザー③「ベトナム帰還兵である父の仲間は、いまだにPTSDに苦しんでいる。この発言は本当に心が痛む」

ユーザー④「99.9%の人が“まとも”な施設を望んでいる。私はシェルターで恐ろしい目にあった……」

ユーザー⑤「国に冷静さを呼びかける立場にある人たちが過激な言葉を選び、破滅を招いている。やめてほしい」

「発言の全体を見よう」といった意見もあったが、各所で非難を受けたキミルード氏は、9月14日の放送で謝罪した。

「誤って“致死薬注射”などと極めて無神経な発言をしてしまった。深くお詫びする」と述べている。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦

https://news.yahoo.co.jp/articles/888a60da43e23ccbcd691b7f7f8d9fb6fd9ed2e5

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