参政党・神谷代表「外国人は全人口の10%以下」→ 百田尚樹氏「何が「日本ファースト」だよ。想像力も知性もまったく感じられない発言だ」

日本保守党代表で作家の百田尚樹氏が31日、自身のXを更新し、参政党の神谷宗幣代表による移民政策に関する発言を強く批判しました。

神谷代表は配信番組内で「ゆるやかに外国人を受け入れていくのは全人口の10%以下ではないか」と概算を示し、「どこかで上限を決めないといけない」といった趣旨の発言をしており、その様子がSNSで拡散されていました。

これに対し百田氏は、この発言の切り抜き動画を引用し、「10%といえば1200万人。移民が都会に偏れば20%に達する地域も出てくる。日本の文化や伝統、モラルを持たない外国人がそれだけの数に上れば、日本社会は確実に溶解し、治安も悪化する。何が『日本ファースト』だ」と投稿し、「想像力も知性もまったく感じられない発言だ」と痛烈に批判しました。

さらに続く投稿では、「移民問題に限らず神谷氏にはしっかりした定見が見られない。主張に一貫性がなく、その場その場で有権者や支持者の関心を引こうと、思いつきで発言しているようにしか見えない」と指摘しました。

その上で「発言の矛盾を指摘されると、何のためらいもなく主張を変える。主張の変化自体が悪いとは言わないが、あまりにも多いと確固たる信念がないと思われても仕方がない」と批評しました。

百田氏はまた、「移民は日本人より出生率が高く、たとえ今すぐに移民を止めたとしても自然増で数は増えていく。現状でも移民の増加によって教育現場が混乱し、地域住民との間に深刻な軋轢が生じているケースが多い。移民は必ずしも経済発展に貢献せず、社会的コストを考慮すると経済的にマイナスになる可能性もある」と述べ、「このような状況下で、さらに移民を受け入れるという発想は知性ある政治家のものではない」と主張しました。

一方で神谷氏は、自身のXで「移民はすでに飽和状態で、10%などありえない」とし、「外国でも移民が10%を超えると大変なことになる。今受け入れるなら5%以下にとどめるべき。政府のペースは早すぎ、数も多すぎる。将来高齢化がピークを迎える時に、期間限定の労働者や留学生などを受け入れても、10%を超えないように計算すべき。日本の人口ピラミッドが安定すれば、外国人比率が減るように設計すべき」と投稿しました。

関連:外国人移民受け入れ“10%まで”発言の参政党・神谷代表「今入れていいのは5%以下」「10%は超えないように計算しないといけない」

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