地域医療の厳しい現状に関する石原良純さんの発言が波紋を呼んでいます。
ざっくりPOINT
「何かを諦める」発言にネット上で批判噴出
地方病院の倒産が過去最多を更新
医療アクセスの格差が深刻化する中での発言に注目
報道の詳細
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広がる医療格差と「自己責任論」への違和感
現在、日本全国で病院の倒産が過去最多を記録する中、特に地方における医療提供体制の崩壊が現実のものとなっています。
人口減少と高齢化が進む地方では、患者数の減少が病院経営を圧迫し、人材も確保しづらくなっています。
こうした状況で「何かを諦めなければ」という言葉が出ると、多くの人々は「切り捨て」や「自己責任」のように受け取ってしまいます。
さらに、発言者が芸能人や富裕層であった場合、日常的に高水準の医療を受けられる立場であることが反発を招きやすく、共感は得にくいのが現実です。
現在の医療格差は個人の努力では解決できない構造的な問題が大きく、公共政策としての対応が求められます。
また、医療インフラは地方経済や住民の生活そのものにも直結しているため、単なる「コスト削減」では済まされません。
今後は、医療資源の再配分や遠隔医療の推進、地域包括ケアの強化などが不可欠となります。
誰もが必要なときに適切な医療を受けられる社会の実現に向けて、政治と社会全体での議論が必要です。
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地方病院の倒産が過去最多、石原良純の「何かを諦めなければ」発言が波紋
タレントの石原良純が8月4日、月曜コメンテーターを務める情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演し、厳しい経営状態の日本の地域医療に私見を述べた。
【関連写真】父・慎太郎の“最期の日”を明かす石原良純
この日の放送では、赤字経営で苦しむ地域医療を特集。今年上半期において、病院の倒産数は過去最多を記録。地方の病院は医療従事者の不足に加え、患者数の減少も経営を圧迫していると伝えた。
倒産によって地方の病院が少なくなり、適切な治療をすぐに受けられないリスクが高まる問題について、良純は「コスト、質、アクセス。全部、独り占めはできない」と語り、「そうなったときに、やっぱりこれからは何かを、もしかしたら諦めるというんですか。僕たちが生きていくためには諦めなければいけない」と、地方の患者は“何かを手放さざるをえない”という意味にも取れる持論を展開した。
続けて「先ほど(ほかの特集で)出てきたオーバーツーリズム、外国人との接し方もそうだし、食料もそうだし、エネルギーもそうだし、過渡期に来ている。これから人口が減っていく、気候が変動していく中で、僕らの暮らし方が問われている」と述べた
これらの意見について、ネット上では《諦めるって簡単に言うな》《おまえは諦めなくてもいい立場だからね、良純さん》《コロナ禍でも困らなかった実績があるから、他人には簡単に「諦める」とか言えちゃう石原家》などと反発の意見が噴出。良純自身が慶應義塾大学出身であることからか、《慶應大学病院にすぐ行けるもんな!良純さん》といった皮肉交じりの厳しい意見も見られていた。
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ネット上のコメント
■良純がそれを言うと嫌味でしかないからな
■タレントで良かったね 政治家がそれ言ったらアウト
■自分は諦めないが、底辺層の皆さん諦めてくださいって話
■諦めなくていい人は簡単に言える 諦めなければ行けない人は家族や自分にしねと言われているに等しい
■コイツ自身は都会生まれの都会育ちで 完全に他人事だからなwww
■人口減ってんのに医者も看護師も報酬も足りないって言ってんのは ただの甘えだろ。潰れとけ
■これだから痴呆民って言われるんだよなぁ
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