外国人による日本国内の不動産取得を巡り、国民の意識と政権支持の間に興味深い相関関係があることが、産経新聞社とFNNの合同世論調査で明らかになった。
調査結果によると、外国人による不動産取得を「規制すべきだ」と答えた人は全体の77.2%に達した。安全保障上の懸念や地方の土地利用に対する不安が、国民の間に根強く広がっていることが背景にある。
- 外国人による不動産取得について、全体の約8割が「規制すべき」と回答し、国民の強い懸念が浮き彫りとなった。
- 「規制すべきでない」と回答した層の52.9%が石破首相の辞任を否定し、政策的スタンスと政権支持の相関が鮮明になった。
- 「規制すべき」と答えた層では内閣不支持率が6割を超えており、今後の政権運営に大きな影を落とす結果となった。

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一方で、「規制すべきでない」と回答した層は17.0%にとどまった。この数字は、日本の土地が外国資本に渡ることに対する国民の警戒感が、いかに高い水準にあるかを物語っている。
「規制すべき」が圧倒的多数、国民の安全保障への懸念
注目すべきは、この政策に対するスタンスが、石破茂首相の進退に対する評価と密接にリンクしている点だ。
調査では、外国人による不動産取得を「規制すべきでない」と答えた層のうち、52.9%が「石破首相は辞任しなくてよい」と回答した。
これに対し、「規制すべきだ」と答えた層では、首相の進退について「辞任すべき」との回答が50.3%に上り、「辞任しなくてよい」の42.6%を上回る結果となった。
内閣支持率においても、この傾向は顕著に表れている。
「規制すべき」と答えた層では、内閣を「支持しない」と回答した人が63.7%に達したのに対し、「支持する」は32.3%にとどまった。
対照的に、「規制すべきでない」と答えた層では、内閣を「支持する」との回答が45.7%に達しており、政策的スタンスが政権支持の分水嶺となっていることが浮き彫りとなった。
政策スタンスが左右する石破政権の命運
参院選での大敗を受け、石破政権は正念場を迎えている。
特定の政策課題が政権支持に直結している現状は、今後の政局運営において無視できない要素となるだろう。
政府には、国民の不安を払拭するための透明性の高い法整備と、慎重かつ迅速な政策対応が求められている。
石破首相自身も、こうした世論の動向を冷静に分析し、国民の信頼を回復するための具体的な道筋を早急に示す必要がある。