参院選125議席確定 自公、過半数割れ
参院選で全125議席が確定し、自民・公明の与党は計47議席にとどまり、過半数に3議席足りない結果となりました。
ざっくりPOINT
自民党39、公明党8の計47議席
公明党、過去最低の8議席に低迷
参政党や国民民主が躍進
参院選、全125議席が確定 自公は47議席 過半数に3足りず
20日投開票の参院選で争われた全125議席が確定した。自民、公明の与党は計47議席で、過半数に3議席足りない結果になった。公明は8議席にとどまり、過去最低を更新した。
各党などの獲得議席は以下の通り。
自民党=39議席▽公明党=8議席▽立憲民主党=22議席▽国民民主党=17議席▽参政党=14議席▽日本維新の会=7議席▽共産党=3議席▽れいわ新選組=3議席▽日本保守党=2議席▽社民党=1議席▽チームみらい=1議席▽無所属=8議席。
https://mainichi.jp/articles/20250721/k00/00m/010/070000c
やっぱ自民党強いなー
— Bb (@db_999_) July 20, 2025
保守勢力の分散と中道への支持移行
今回の参院選では、自民・公明の与党勢力が議席を伸ばせず、特に公明党は8議席と過去最低を記録しました。
一方で、保守票の一部が参政党や日本保守党に流れ、従来の自民支持層の分散傾向が浮き彫りとなっています。
また、立憲民主党や国民民主党も一定の存在感を示しており、国民の間で「与党一強」への反発が徐々に高まっていることがうかがえます。
特に中道・中庸を掲げる国民民主の17議席という結果は、現政権に批判的な層の受け皿として機能し始めていることを意味します。
今後の国会運営では、野党との連携や対話が不可欠になり、政局の流動性が一段と高まることが予想されます。
自民党政権の試練と今後の焦点
自民・公明で過半数を確保できなかった今回の参院選は、政権運営にとって大きな転機となります。
特に石破首相のリーダーシップに対する疑問や、自民党内の世代交代、政策転換を求める声が強まりつつあります。
また、選挙で明らかになった保守票の流出は、今後の政党再編や新たな連携模索の引き金となる可能性があります。
一方、立憲民主党や国民民主党がどのように影響力を拡大していくか、野党間の協力体制が強化されるかどうかも注目されます。
国民の多様な声が可視化された今、与野党ともに柔軟な対応と戦略の見直しが迫られています。
政治の構図が再び動き出す局面に入ったといえるでしょう。