【!?】社民・福島瑞穂党首、続投意向の石破首相に「これだけ大敗して継続は理解できない」

自民党が選挙で大敗した中、石破茂首相が続投の意向を示したことに対し、社民党の福島瑞穂党首が「理解できない」と苦言を呈し、右派政権への警戒も表明しました。

ざっくりPOINT
石破首相、続投意向を表明
福島氏「理解できない」と発言
参政党との連携による右傾化に懸念

自民党内の混迷と右派勢力の台頭
今回の発言の背景には、自民党内での求心力の低下と、それに乗じた右派勢力の勢いがあります。

石破首相は選挙で大敗しながらも続投を表明しましたが、これは党内でも賛否が分かれる中での判断です。

自民党の一部議員や支持層の間では、高市早苗氏ら保守色の強い議員の台頭を望む声もあります。

また、参政党の台頭も見逃せません。

保守層の受け皿として支持を集めつつあり、自民党が連携を模索する可能性も否定できません。

こうした流れが、福島氏の「憲法改悪やスパイ防止法への警戒」という発言につながっていると考えられます。

政治の右傾化が進む中で、社民党の立ち位置と危機感がより鮮明になっています。

福島氏の発言が物議を醸す背景
福島氏の発言が注目を集める一方で、ネット上では「お前が言うな」といった批判の声も多く見られます。

社民党は現在、政党要件維持の瀬戸際にあり、支持基盤の縮小が続いています。

そのような中で、他党の在り方を批判する姿勢に対して疑問を呈する向きがあるのも事実です。

また、福島氏が名指しで右派政治家や政策に警戒感を示す発言は、一定の支持層には響くものの、広範な国民の支持を得られているとは言い難いのが現状です。

政治的立場がより分断される中、福島氏のようなリベラル派の発言が「ブーメラン」として受け取られることも少なくありません。

これからの国政において、言葉の重みとそのタイミングがますます問われていくことになるでしょう。

社民党の福島瑞穂党首(69)は都内の開票センターで会見を行い、続投を示唆した自民党総裁の石破茂首相(68)に苦言を呈した。

【写真あり】バラがまばらなボードの前で厳しい表情の石破首相

 午後11時、会見場に姿を現すと「与党に対する厳しい審判が出つつある。国民のための政治をやらなかった自民党に対して国民が審判を下したのだと思う」と現在の開票結果を分析。

 その上で、辞任せず続投の意向を示した石破首相に対し「これだけ大敗して継続ということは理解できません」と言及。「自民党の政治を転換をしなければならない。非常に正直に言いますと、石破さんが辞任し、その後の総裁選で例えば高市早苗さんらが登場する、そして参政党となんらかの形で手を組むとなると、憲法改悪やスパイ防止法、非常に右派政権ができるので警戒している」と訴えた。

 社民党は今回の参院選で3人以上の当選か全国で得票率2%を達成しなければ政党要件が満たせなくなる。福島党首は「厳しい選挙になったが、3年前よりも手応えがある今は必死に見守っている」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2299c34c9d2e03793ad1db1be27177eead39b0fa