回転寿司チェーン「はま寿司」で提供された茶碗蒸しに、使用済みの甘だれのゴミが混入していたとして、利用客がThreadsで画像付きの投稿を行い、大きな注目を集めています。
投稿には、茶碗蒸しの中に本来あるべきでないパッケージゴミが蒸された状態で入っている様子が写されており、不衛生さと異常性が際立っています。
投稿者は、店側に申し出たところ「交換対応のみ」だったとし、なぜこのような異常が発生したのか説明が一切なかったことに不満を表明。さらに、カスタマーサービスにも連絡を取ったものの、「改めて連絡します」との返信以降、1ヶ月以上返答がないと述べています。
このポストは現在1.4万以上の「いいね」がついており、食品衛生管理や企業対応のあり方について疑問の声が相次いでいます。
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ネット上のコメント
■飲食店勤めだけど、これはやっちゃいけないよ。これは怒って当然だし誠心誠意謝るべき。最近のなんでもカスハラ扱いの風潮は良くない。
■1ヶ月以上も放置はないでしょうよ。晒されても仕方なし。
■これはダメだと思います🙅これを交換してくれたから良いじゃんの感覚やばいと思います。
■普通に保健所案件だと思うけど…。
■交換品を受け取ったのか。交換品を食べたのか。その辺りを明確にすると良い気がします。
■安い店だからとか返金してもらったならいいじゃんとかの問題じゃないでしょ、こんなん。異物混入の大問題案件だよ?しかも大企業の。これで企業に経緯説明求めてるのをクレーマー扱いするほうがイカれてない?
■100%国産米のファーストフード店のみ異物混入が起こる不思議な国
外食チェーンにおける異物混入と企業対応の課題
近年、外食産業では食材や製造工程の管理体制が厳格化されている一方で、異物混入の報告は後を絶ちません。特に回転寿司チェーンのように高回転・大量提供が求められる業態では、調理工程の単純化やパート・アルバイトの比率が高いこともあり、ヒューマンエラーが生じやすいと指摘されています。
過去には他の大手チェーンでもビニール片や金属片の混入事例が報告されており、問題がSNSで拡散されることで企業イメージへの打撃も大きくなっています。そのため、異物混入が発覚した際の対応は、単なる交換対応にとどまらず、原因の特定と説明、再発防止策の明示までが求められています。
顧客の信頼を維持するには、スピーディかつ誠実な対応が不可欠です。今回のように「1ヶ月以上音沙汰なし」という対応は、企業としての信頼性を損なう結果につながりかねません。
信頼回復には誠実な説明と迅速な対応が不可欠
今回の異物混入は、衛生面の問題にとどまらず、企業対応の質も問われる事態となりました。飲食業界においては、異物の混入自体が起きない体制づくりが理想である一方、万が一の際に顧客と真摯に向き合う姿勢が企業の評価を左右します。
投稿者が求めたのは単なる「交換」ではなく、「なぜこのようなことが起きたのか」という明確な説明と誠意ある対応でした。それに対して、カスタマーサービスからの返答が途絶えたことは、不信感をさらに増幅させた形です。
SNSが拡散力を持つ現代では、対応の遅れが大きな批判につながることは避けられません。今後、企業が顧客との信頼関係を築き直すには、透明性と迅速さ、そして顧客目線の対応がより強く求められます。今回の件は、外食チェーン全体が安全管理と顧客対応を見直す契機となるかもしれません。