自民「違法外国人ゼロ」 維新「外国人比率の上昇抑制」 国民「外国人に対する過度な優遇を見直す(後に微修正)」 参政「日本人ファースト」→ 共産党「排外主義とは断固たたかう!」

共産党の山添拓氏がXに投稿した内容が、インターネット上で大きな反発を招いています。

山添氏は自民党、維新、国民民主、参政党などが掲げる外国人政策を並べた上で、「くらしの困難につけいり分断を持ち込み、根本原因の政治の責任を覆い隠す。有権者を愚弄するやり方。排外主義とは断固たたかう」と強調しました。

この投稿に対し、X上では「共産党こそ排外的」「治安の悪化を無視している」「外国人に甘すぎる」といった批判が相次いでいます。

中には「共産党を排除しよう」「違法外国人に優しすぎる政党」といった過激な声もあり、強い反発が広がっている状況です。

話題のポスト

移民・外国人政策をめぐる世論の分断
近年、日本社会では外国人労働者の受け入れが進む一方、治安や生活保護、文化的摩擦を理由に移民政策に慎重な意見も根強くあります。

山添氏が批判した他党の政策は、選挙戦を意識して「日本人ファースト」「外国人優遇の是正」などを打ち出したものですが、それに対して「排外主義」と断じたことが逆に反発を招きました。

投稿欄には「今の日本では外国人がいないと社会が維持できない」「違法滞在や不法就労を見逃すべきではない」といった現実的な問題を訴える声や、「暮らしが苦しいのは移民のせいじゃない」としながらも「共産党の対応はずれている」といった意見も見られました。

問題は単なる人道主義と安全保障の対立ではなく、社会全体の制度設計とバランスに関わる複雑な課題であることが浮き彫りになっています。

理想と現実の乖離が示す政党の課題
山添氏のポストが物議を醸した背景には、共産党が掲げる「弱者保護」「排外主義との対決」といった理念と、現実社会で直面している問題とのズレがあります。

コメント欄には「綺麗事ばかり」「身近な不満に答えていない」「日本人の不安や怒りを無視している」といった声が多く、政治的メッセージと生活感覚の乖離が指摘されました。

また、投稿を通じて他党を並べて批判した手法が、「分断を持ち込んでいるのは共産党ではないか」とのブーメラン的批判も受けています。

現在の日本社会では、外国人に関する議論が極端な賛否に分かれがちで、政治家の言動がその火種となることも少なくありません。

多様な立場に耳を傾けつつ、社会としてどのような共生を描いていくのか、政党や政治家には理想論だけでなく現実を踏まえた提案が強く求められていると言えるでしょ