鳩山友紀夫(由紀夫)元首相が自身のX(旧ツイッター)を更新し、国政・地方の大型選挙で厳しい結果を受けて辞任の意向を固めた石破茂首相に対し、政権運営への見解と最後の望みを記したメッセージを投稿した。
石破首相は衆議院議員選挙、東京都議会議員選挙、そして参議院議員選挙という重要選挙で「3連敗」を喫し、その政治的責任を取る形で退任する運びとなった。
- 鳩山由紀夫元首相がXを更新し、大型選挙3連敗の責任を取り辞任する石破茂首相へメッセージを投稿した。
- 鳩山氏は党内力学で「石破らしさ」を発揮できないままの退任を残念がり、それが敗北の一因と指摘した。
- 退任にあたり「最後くらい石破らしい戦後80周年談話を発出してほしい」と独自の強い期待を表明した。

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この事態を受け、鳩山氏は「石破首相が衆院選、都議選、参院選3連敗の責任を取り辞めることとなった」と現状に言及した。
党内力学に縛られた政権運営、「石破らしさ」欠如が3連敗の因か
その上で鳩山氏は、「党内力学で石破さんらしさを出せぬまま辞めるのは残念である」と述べ、本来の持論や個性を政権運営に反映できなかった不完全燃焼さに同情を示した。
さらに「石破らしさを出せなかったから3連敗したとも言えよう」と踏み込み、自民党内の妥協や従来路線の踏襲が有権者の失望を招き、敗北につながったのではないかとの厳しい見立てを提示した。
石破首相はもともと、防衛政策や党内改革、歴史認識などで独自の持論を展開する「党内野党」的な存在として国民的な知名度と人気を獲得してきた経緯がある。
しかし政権発足後は、自民党内の基盤の弱さや派閥間の均衡を保つ必要性から、かつての鋭い主張が影を潜めたとの指摘が政界内外から相次いでいた。
鳩山氏はこうした背景を踏まえ、首相としての最後の大仕事として特定政策の実行を求めた。
戦後80年の節目に残すべき足跡――去り行く首相への強い期待
投稿の最後で鳩山氏は、「どうせなら、最後くらい石破らしい戦後80周年談話を発出して辞めてもらいたいと願うのは私一人ではない」と力説した。
2025年は先の大戦の終結から80年という歴史的な節目の年にあたり、首相談話の閣議決定や発出の有無が内外から大きな注目を集めている。
鳩山氏の呼びかけは、去り行く石破首相に対し、周囲への忖度を捨てて本来の理念を込めた歴史認識や平和へのメッセージを打ち出すべきだとする強い期待を込めたものだ。
この元首相からの投げかけに対し、SNS上では「確かに最後の意志を示してほしい」と同意する声がある一方、政権の幕引きにおける現実的な政治判断を注視する見方もあり、大きな議論を呼んでいる。