【関税措置】トランプ大統領が不満「日本はアメリカの車を受け入れないからだ。農作物もあまり受け入れない」

【関税措置】トランプ大統領が不満「日本はアメリカの車を受け入れないからだ。農作物もあまり受け入れない」

アメリカのトランプ大統領は、日本からの自動車輸入の多さに再び不満を示し、日本がアメリカ製自動車や農産物を受け入れていないと指摘しました。

ざっくりPOINT
トランプ大統領が自動車・農産物の輸出入に言及
日本市場の開放姿勢に対して不満を表明
25%の関税発動を示唆し交渉の行方に注目

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トランプ大統領 “日本からの自動車輸入多い” 重ねて不満示す
2025年7月14日 16時35分

アメリカのトランプ大統領は、関税措置をめぐる日本との交渉に関連して、日本が市場の開放に消極的な姿勢だとしたうえで、日本からの自動車の輸入が多いなどと重ねて不満を示しました。

アメリカのトランプ大統領は首都ワシントン郊外の空軍基地で13日、記者団の取材に応じ、各国との関税交渉に言及しました。

この中でトランプ大統領はEU=ヨーロッパ連合が市場開放を望んでいるとしたうえで「日本は市場開放という観点からははるかに控えめだ」と述べ、日本が消極的な姿勢だと不満を示しました。

そして「彼らは何百万台もの車を売っている。われわれは車を売っていない。なぜなら日本はアメリカの車を受け入れないからだ。アメリカの農作物もあまり受け入れない」と述べました。

一方で、トランプ大統領は日本などは非常に急速にやり方を変えているとも発言しました。

具体的な内容については言及せず、詳細は分かっ

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250714/k10014862741000.html

米国製自動車の日本市場での存在感の低さ

日本市場におけるアメリカ車のシェアは非常に低く、その背景には複数の要因があります。

日本国内の道路事情や駐車スペースに不向きな大型車が多く、また右ハンドル仕様の車両が少ないことも一因です。

さらに日本の自動車税制や燃費基準が国内メーカーに有利に働いているという指摘もあります。

加えて、日本の消費者はブランドやアフターサービス、燃費性能を重視する傾向が強く、結果として日本でのアメリカ車の販売は伸び悩んでいます。

こうした構造的な違いが、市場の「閉鎖性」と誤解されることも多く、米側の主張との認識のずれを生んでいる要因ともなっています。

交渉への影響と日米貿易関係の今後
トランプ大統領の発言は、日米間の貿易交渉における圧力の一環として受け止められています。

関税の引き上げは、交渉のカードとして使われており、日本側がどのように対応するかが注目されています。

これまでにも、農産物を中心とした日米間のFTA交渉は難航してきましたが、経済的な相互依存関係を考慮すれば、強硬策が全面的に実行される可能性は限定的との見方もあります。

トランプ政権が目指す「公平な貿易」の名のもと、日本側にさらなる市場開放を迫る姿勢は今後も継続すると見られ、企業や消費者への影響も含めて動向が注目されます。