小泉進次郎農相が、備蓄米に対する「古古古米」という呼称について否定的な見解を示し、「令和3年産米」など別の名称の浸透に期待を寄せた発言が波紋を呼んでいます。 ざっくりPOINT 「古古古米」の名称変更に前向きな姿勢 SNSでは「ナナヒカリ」と皮肉ネームが拡散 品質は高評価でも言葉の印象が課題に 小泉農相「『古古古米』、別名称浸透が望ましい」 SNS発案に期待 小泉進次郎農相は2日の参院予算委員会で、備蓄米として放出された2021(令和3)年産のコメが「古古古米」と呼ばれていることについて、別の名称が浸透することが望ましいとの認識を示した。「(備蓄米の名称は)実際に味わった方々のいろんな発信が今のSNS(交流サイト)社会などで出てくると思う。『令和3年産米』も含めて、良い形で浸透していくことを期待している」と述べた。 公明党の三浦信祐氏から「『古古古米』の呼び方を変えてはどうか」と求められたことに対する答弁。小泉氏は「日本の(備蓄米の)品質管理の状態は世界トップクラスと言ってもいい。(新米と)あまり違いが分からないと言う方が非常に多いことも事実だ」と説明。名称については「『令和3年産米』の方が実際適切かもしれない」としつつ、政府主導よりも民間の発信で根付いていくことに期待を示した。【安部志帆子】 https://mainichi.jp/articles/20250602/k00/00m/010/067000c 「ナナヒカリ」は本当にピッタリ 古古古古小泉米で良いと思います ピッタリすぎる 🤣🤣🤣🤣🤣 餌米でよくね?(笑) 名称イメージと政策の信頼性のギャップ 「古古古米」という言葉は、備蓄米の実態以上に「古い=劣化している」というネガティブなイメージを国民に与えやすい表現です。 小泉農相の指摘するように、日本の備蓄米は厳格な品質管理の下で保存されており、実際には味や栄養面で新米と大差がないという評価も多くあります。日本旅行 しかし、情報が瞬時に拡散するSNS時代において、ネーミングが持つ印象の影響力は侮れません。 今回のように「ナナヒカリ」(親の七光りを揶揄した通称)がバズる背景には、政策内容よりも発信者や言葉選びが世論の評価を左右する現実があります。 政府としては、言葉の工夫と同時に、現物の品質や実績についても丁寧な情報発信を継続する必要があります。 言葉の力と政策の真価が試されるとき 備蓄米の呼称をめぐる議論は、一見すると小さな問題に見えますが、実は行政と国民との信頼関係に直結する要素でもあります。 「古古古米」という呼び名に嫌悪感を抱く人がいる一方で、SNSでは「ナナヒカリ」といった皮肉が冗談交じりに飛び交い、政治家の姿勢や発信の仕方への風刺がエンタメ化されています。 こうした空気の中で重要なのは、単なるイメージ戦略に終わらせず、食の安全や国の備蓄政策の本質を国民とどう共有するかという視点です。 言葉だけを変えても実態への理解が伴わなければ信頼は得られません。
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