旧日本軍、日中戦争時に動物の血液を人に注入する「異種輸血」実験を繰り返していたことが判明

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旧日本軍、日中戦争時に動物の血液を人に注入する「異種輸血」実験を繰り返していたことが判明

日中戦争の最中に旧日本軍の陸軍が開いた会合において、軍医学校の教官が動物の血液を人間に注入する「異種輸血」実験を繰り返し行っていたと報告していたことが明らかになった。

重要ポイント⚡ 重要ハイライト
  • 日中戦争中に陸軍軍医学校の教官が動物の血液を人に注入する「異種輸血」実験を繰り返していたことが陸軍軍医団の機関誌で判明した。
  • 対象者は属性不明の23人で、拒絶反応の恐れがあるウマの血液を大量に輸血するなど非倫理的な処置が含まれていた。イロハのイ
  • 敗戦時に多くの証拠隠滅が図られた中、公式な機関誌の記録や医学の抄録誌から当時の実態が浮かび上がっている。

輸血用血液の確保が極めて困難だった戦場において、失血に対する新たな対応策を研究するという名目のもと、中国現地で実施された疑いが持たれている。

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戦場の血流確保名目で実施された「異種輸血」

歴史の闇に埋もれかけていた事実だが、公的組織である「陸軍軍医団」の機関誌に残されていた詳細な記録を共同通信が確認したことで、その全貌が明るみに出た。

実験の対象となったのは、属性が不明とされる23人の人物であった。

当時の医学常識から見ても、種族の異なる血液を注入すれば強烈な拒絶反応を引き起こす恐れがあり、常識外れのウマの血液による大量輸血などが試みられていた。

さらに、外科手術によって首の血流を意図的に止めた上で血清を注入するという、治療目的とは到底かけ離れた非倫理的な処置も行われていたことが分かっている。

この恐るべき報告が行われたのは1940年3月に開催された「陸軍軍陣医薬学研究会」でのことだった。

当時の陸軍省医務局長をはじめ、多数の軍医将校や薬剤将校といった軍の中枢に関わる医療従事者たちが参加していた会合であった。

隠された人体実験の記録と残る波紋

報告を行った教官は、1937年に始まった日中戦争において「動物を給血源とする輸血症例を多数に経験した」と当時の実績を語っていた。

実施された時期は1938年秋頃とされているが、具体的な場所については伏せ字処理が施されており、当時の厳格な検閲を通過した痕跡が残されている。

記録の中では対象者を「患者」と表現しているものの、実際に輸血を必要とするに至った経緯や、それが日本の戦傷兵であったことを示す記述は一切見当たらない。

日本軍は敗戦時に組織的な人体実験の証拠隠滅を図ったとされるが、こうした公的記録や当時の医学中央雑誌の抄録誌などを通じて、その歴史的背景を裏付ける資料が現在に伝えられている。

過酷な戦場の救命医療という大義名分のもとで行われた異種輸血の実態は、現代の倫理観からは計り知れない闇を内包しており、SNS上や専門家の間でも大きな衝撃と議論を呼んでいる。

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