社会的弱者を守るべき支援の現場で、信じがたい卑劣な事件が明らかになった。発達障がいのある学生向けのプログラムを受講していた知的障がいの女性に対し、わいせつな行為をしたとして、青少年支援団体施設の元職員が逮捕された。
- 東京YMCAの元職員・重留真幸容疑者(40)が準強制わいせつの疑いで逮捕された。
- 自身が講師を務める発達障がい学生向けプログラムの受講生に対し、カウンセリングと称して犯行に及んだ疑い。イエス
- 被害女性が帰宅後に家族へ打ち明け、警視庁への相談から事件が発覚した。
警視庁に準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、東京YMCAの元職員で重留真幸容疑者(40)である。

News22 Visual Archive • In-Depth Coverage
カウンセリングと称し2人きりに、臨床心理士を語り立場を悪用か
捜査関係者への取材によると、事件が発生したのは2023年3月、東京・新宿区にある「東京YMCA」の施設内であった。
当時、重留容疑者は自身が講師を務める、発達障がいがある学生向けのスキルトレーニングプログラムを担当していた。
受講生であった20代の知的障がいのある女性に対し、カウンセリングと称して部屋で2人きりになる状況を作り出したという。
重留容疑者は「近くにおいで」などと女性に声をかけ、服を脱がせて体を触るなどのわいせつな行為に及んだ疑いが持たれている。
事件が発覚するきっかけとなったのは、被害に遭った女性の勇気ある言葉だった。
女性は帰宅後、家族に対して「先生から子どもを作る練習をすると言われた」と打ち明けたという。
異変や不審な点を察知した家族が、速やかに警視庁へ相談したことで、今回の逮捕につながった。
「性的欲求を満たすため」と供述、一部否認も警視庁が動機や余罪を捜査
警察の調べに対し、重留容疑者は「心当たりがないわけではない。胸をもむなどのわいせつな行為をしたが、それ以上は覚えていない」と供述している。
容疑については一部を否認しているものの、犯行動機については「カウンセリング中もうろうろしてしまうので、それを制止させるため、そして性的欲求を満たすためだった」と話しているという。
また、重留容疑者は自身が「臨床心理士の資格を持っている」とも主張していることが分かっている。
教育や福祉という、本来最も安全であるべき場所で起きた今回の事件に、ネット上や社会からは強い怒りと不安の声が広がっている。
警視庁は、容疑者が専門的な立場や信頼関係を悪用して犯行に及んだ可能性が高いとみて、当時の詳しい経緯や余罪などを含めて慎重に捜査を進めている。