令和8年度予算案の行方を巡り、国会内での与野党の攻防が激しさを増している。政府・与党は、国民生活への影響や混乱を避けるための年度内成立を強く目指している。
こうした中、自民党の幹部が立憲民主党の指導部に対し、異例となる休日の審議日程を切り出すなど、緊迫した局面を迎えている。
自民党が土日審議を提案、年度内成立へ正念場
自民党の松山政司参院議員会長、石井準一参院幹事長、磯崎仁彦参院国対委員長は24日、国会内で立民の水岡俊一代表らと会談に臨んだ。
重要ポイント⚡ Fact-Checked 速報要約
- 自民党の松山政司参院議員会長らが24日、立憲民主党側に対し土日も活用した予算案の審議時間を確保するよう改めて提案した。
- 立憲民主党の斎藤嘉隆国対委員長は個別会談で「異例中の異例であり、野党としては考えていない」と伝えて拒否の構えを示した。
- 政府は3月内の予算案成立を見据えて動く一方、月内成立を前提とした土日審議を巡り与野党の主張は平行線をたどっている。
会談の席上、松山氏らは予算案の年度内成立に向けた協力を重ねて要請した。その上で、十分な審議時間を確保するため「土日も使ってしっかり議論させてほしい」と踏み込んだ提案を行った。

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これに対し、立民側のその場の反応は即座の拒絶ではなく、「丁寧に最後まで信頼関係を損なわないように審議を進めてほしい」と述べるに留まった。
しかし、その後の水面下の動きで事態は動く。斎藤嘉隆国対委員長が磯崎仁彦国対委員長と個別に会談を持ったのである。
この個別会談において、立民側は「異例中の異例であり、野党としては考えていない」と明言し、土日を活用した審議には応じない考えを正式に伝えた。
高市早苗首相は、3月内での予算案成立を諦めておらず、政府としても実現へ向けて全力を挙げている。
立民側は「異例中の異例」と難色、与野党の溝埋まらず
一方で、万が一の事態に備えて暫定予算案の編成方針も決定されるなど、緊張感が途切れない異例の年度末国会となっている。
土日審議を巡る与野党の隔たりは大きく、双方の主張は依然として平行線をたどったままである。
年度内成立のタイムリミットが迫る中、残された日程でどのような妥協点が見出されるのか、今後の国会運営に大きな注目が集まっている。