ジャーナリストで元NHK解説委員の城本勝氏が「PRESIDENT Online」に寄稿し、高市政権の急所と保守層の動向について鋭い論評を展開している。
衆院選において乾坤一擲の電撃解散に踏み切り、新党を圧倒して史上空前の316議席という歴史的大勝利を収めた高市早苗首相だが、特別国会召集後はなぜか精彩を欠く状況が続いている。
大勝の裏で精彩を欠く政権運営と野党との対立
自民党は単独で衆院の3分の2を優に超え、日本維新の会との協力関係を合わせれば全議席の7割を超える超巨大与党を率いる盤石の体制にある。
- 城本勝氏がプレジデントオンラインで高市政権の現状と急所を論評している
- 衆院選で316議席の大勝利を収めたものの、政権運営で精彩を欠く場面が目立っている
- 強硬右派の岩盤支持層からは慎重な姿勢に対して不満の声も上がり始めている
本来であれば、圧倒的な議席数を背景に余裕を持った国会運営を展開できるはずの状況下で、首相の姿勢には焦燥感が漂っている。

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野党との話し合いやこれまでの国会慣例を無視するかのように、しゃにむに予算の年度内成立に向けて突き進む姿がクローズアップされているのだ。
こうした強引とも受け取れる国会運営に対し、永田町の内外からはさまざまな懸念の声が漏れ伝わっている。
一方で、強硬右派の岩盤支持層が強く求めてきた政策の実現に対しては、政権は必要以上に慎重な姿勢を崩していない。
その象徴的な出来事として、竹島の日式典への閣僚派遣を見送った判断などが挙げられ、一部の熱烈な支持者の間では早くも不満の声が噴出している。
岩盤支持層からの不満と「孤独な首相」という評価
選挙戦で見せた圧倒的な推進力が、政権発足後に空回り始めているのではないかという指摘も少なくない。
自民党の幹部からは、高市首相の政治スタイルについて「誰にも相談せず、一人で決断を下す孤独な人だ」との懸念が漏らされている。
圧倒的な勝利を手にした政権が直面するこの奇妙なねじれは、今後の政局運営において大きな火種となる可能性を秘めている。
高市首相が抱える「孤独な決断」という急所が、今後の保守層の支持基盤にどのような影響を与えるのか、各方面から厳しく視線が注がれている。