【千葉】メガソーラー建設、許可外の0・9ヘクタールの森林伐採が新たに判明… 知事「遺憾」

注目のトピック
ざっくりPOINT
熊谷俊人氏(千葉県知事)が許可外0.9ヘクタール伐採判明を公表
10月下旬に残置森林伐採発覚し事業者へ工事一時中止要請
無許可伐採が計2.4ヘクタールに拡大し行政指導を実施

メガソーラー建設で許可外の森林伐採が新たに判明 千葉・熊谷知事「前例のない規模」遺憾

千葉県鴨川市で建設中の大規模太陽光発電所(メガソーラー)に関し、千葉県の熊谷俊人知事は17日、開発許可を得ていない山林約0・9ヘクタールの伐採が新たに判明し、事業者に原因究明を求めて行政指導したと明らかにした。既に分かっていた約1・5ヘクタールと合わせて計約2・4ヘクタールに達し、熊谷知事は「前例のない規模で、大変遺憾だ。確実な復旧と徹底した原因究明に向けて厳しく指導する」と述べた。

県は10月下旬、残すべき残置森林の伐採が判明したとして事業者の「AS鴨川ソーラーパワー合同会社」に工事の一時中止を要請。その後に事業者の調査で新たに11カ所が判明した。

建設工事は中断しており、熊谷知事は「開発行為は森林の復旧や、原因の究明なくして認めるわけにはいかない」と強調。メガソーラーの規制強化に向けて、独自の条例制定を検討する考えも示した。

https://www.sankei.com/article/20251217-HACVNCKU3FLSVJBIOOFTP7R3XY/