立憲・野田代表、“もう高市氏以外なら誰でも良さそう”と話題に…

立憲民主党の野田佳彦代表が、野党3党での首相候補一本化に意欲を示し、政権交代に向けた協議の重要性を強調しました。

ざっくりPOINT
野田佳彦代表が野党3党で自民党議席数を上回ることに期待を示し、候補一本化の方針を表明
立憲民主党が野田氏に限定せず、玉木雄一郎代表や藤田文武共同代表も候補とする考えを示唆
野田氏が玉木氏に前向きな協議を呼びかけ、国民民主党に歩み寄りを求める姿勢を表明
報道の詳細

野党連携と首相候補一本化の行方
現在、石破茂首相の後継を選ぶ首相指名選挙を巡り、野党内で候補者を一本化する動きが進んでいます。立憲民主党の野田佳彦代表が示した「野党第1〜3党の連携」は、政権交代を見据えた実務的な戦略として注目されています。立民、日本維新の会、国民民主党の3党を合計すれば、自民党の議席数を上回る可能性があるため、統一候補を立てることで現実的な対抗軸を形成できると考えられています。

ただし、各党間には政策や理念の違いもあり、とりわけ国民民主党の玉木雄一郎代表は基本政策の相違を理由に慎重な姿勢を示しています。維新の藤田文武共同代表も含め、複数の候補を念頭に置く野田氏の発言からは、柔軟に連携を模索する意志が読み取れます。こうした動きは、単なる選挙戦略にとどまらず、野党全体の再編や政権構想の核心にも関わる重要な局面です。

また、公明党が自民党との連立を離脱したことで、野党との連携の可能性も注目されましたが、野田氏はこれを否定しており、あくまで野党主体の枠組みでの勝負を目指しています。今後の協議の進展と候補者選定の行方が、次の政局を大きく左右することになりそうです。

立民・野田代表「維新の藤田共同代表も対象」 野党候補一本化の場合

立憲民主党の野田佳彦代表は12日、神奈川新聞社の単独インタビューに応じ、石破茂首相の後継を選ぶ首相指名選挙を巡り、「野党第1、2、3党で自民党の196議席を超えられるので、まずはそこに賭けたい」と述べ、立民、日本維新の会、国民民主の野党3党の党首で候補を一本化する考えを強調した。「あくまで政権交代を目指す」として、投票先は「与党はない」と明言。自民党との連立を離脱した公明党の斉藤鉄夫代表への投票可能性も否定した。           

【写真で見る】2024年の衆院選、川崎市内で演説する日本維新の会の藤田文武氏=2024年10月18日午前、川崎市麻生区の小田急線新百合ケ丘駅

 立民は首相指名に関し、野田氏にこだわらず国民の玉木雄一郎代表も有力候補とする考えを示している。    

 野田氏は「玉木さんに絞ったわけではない。維新(共同代表)の藤田文武さんも対象で、私に限らず、(野党)各党の代表は等しく候補予備軍として判断すべき」と説明。その上で、「玉木さんは(首相を務める)覚悟があると言っている。ぜひ前向きに協議したい」と語った。

 玉木氏は立民との基本政策の違いを理由に否定的な考えを示しているが、野田氏は「『のりしろ』を持って協議する」と述べ、国民側に歩み寄りを求めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf0aa3215422980976b29d40fceac4417e3dc48d