高市早苗氏、外相に茂木氏・官房長官に木原氏の起用検討

高市新総裁が次期政権の中枢人事に向けて調整を進めており、茂木敏充氏の外相起用や木原稔氏の官房長官起用が検討されています。

ざっくりPOINT
高市新総裁が5日、麻生最高顧問と約1時間会談し人事を協議
7日にも党役員人事の骨格を決定予定で、幹事長に鈴木俊一総務会長を起用方針
外相に茂木敏充氏、官房長官に木原稔氏の起用を検討
報道の詳細

高市新総裁による新体制人事の焦点と派閥の力学
自民党の高市早苗新総裁が進める政権人事は、党内の派閥バランスを考慮した戦略的な配置と見られています。特に注目されるのは、外相に茂木敏充氏、官房長官に木原稔氏をそれぞれ起用する案です。茂木氏は総裁選に出馬しながらも、決選投票では高市氏を支援したとされており、その貢献への評価が今回の人事に反映されていると考えられます。

また、木原氏は茂木派に近い立場で、政権の要である官房長官としての起用は茂木派への配慮とも読み取れます。一方で、幹事長に麻生派の鈴木俊一氏を起用する方針も固めており、最大派閥である麻生派との連携強化を図る狙いがうかがえます。麻生太郎氏は総裁選で高市氏を支持し、決選投票の勝利にも影響力を持ったとされ、今回の人事はその協力への返礼的な側面も見られます。

高市新総裁は女性初の総裁就任であり、政策面でも保守色の強い姿勢を取ることが知られていますが、人事面では現実的な調整と派閥間の融和を優先する姿勢を見せています。今後の正式な閣僚発表に注目が集まります。

外相に茂木氏、官房長官に旧茂木派・木原前防衛相の起用検討 高市新総裁が麻生氏と人事めぐり約1時間協議…7日にも骨格決める考え

自民党の高市新総裁は役員人事とともに首相に就任した場合の閣僚人事に着手していて、茂木前幹事長について、外相への起用を検討していることがFNNの取材でわかりました。

【画像】若い頃は愛車は「カワサキ・z400GP」バイク好きの高市新総裁

自民党・高市早苗新総裁:
日曜なのに。休んでください。

高市氏は5日、党本部で麻生最高顧問と約1時間にわたり会談し、人事を巡り協議しました。

麻生氏は決選投票での高市氏への投票を自身の派閥の議員に呼びかけ、総裁選での勝利に貢献しています。

自民党・高市新総裁:
(Q.人事はどれくらい固まりましたか)ぼちぼちです。

高市氏は党役員人事の骨格を7日にも決める考えで、要となる幹事長には麻生派の鈴木総務会長を起用する方針を固めました。

また、閣僚では茂木前幹事長について外相への起用を検討していることが、関係者への取材でわかりました。

官房長官には、旧茂木派の木原稔前防衛相の起用を検討しています。

茂木氏は総裁選に立候補しましたが、決選投票では高市氏に協力したとされています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d1ce8449a547f240a049d07aa2197fc1e43480
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