細木数子さんの半生を描いたNetflixドラマに、娘「自分の母がダークヒーローって…」「私たちには“やめてください”っていう権限がない」

細木数子さんの半生を描いたNetflixドラマに対し、娘の細木かおりさんが複雑な心境を明かしました。

ざっくりPOINT
Netflixが細木数子さんの半生を描くドラマを「地獄に堕ちるわよ」として制作発表
細木かおりさんがドラマのタイトルや母親の描かれ方に困惑した心境を語る
戸田恵梨香さんの演技に対し期待を寄せつつも、複雑な気持ちを吐露
詳細は動画

「六星占術」の創始者として有名だった細木数子さん(享年83)の娘で、継承者となった細木かおりさんが15日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。母の半生が実写ドラマ化される件について言及した。

 Netflixは「地獄に堕ちるわよ」と題し、数子さんの半生をドラマ化すると発表。26年に世界独占配信されるという。また女優・戸田恵梨香が数子さん役を務めることが告知され、注目を集めていた。

 この件について感想を聞かれると、かおりさんは「タイトルが『地獄に堕ちるわよ』って…なんなの、これ?」といい「自分の母がダークヒーローって、どうなんですかって。来年まで、胃が痛くなっちゃいますね」と苦笑。

https://news.livedoor.com/article/detail/29579358/

実在の人物を描くフィクション作品の難しさ
実在の人物をモデルにしたフィクション作品は、注目を集める一方で、関係者にとっては心情的に複雑な問題をはらむことがあります。

特に、故人の人生をエンタメとして描く場合、遺族の同意があるかどうかが一つの焦点となります。

日本の法制度では、故人の肖像権や名誉権は法的には保護されないため、制作側は「フィクション」と明示することで法的責任を回避することが可能です。

しかし、感情の面では別問題です。

視聴者にとっては興味深いテーマであっても、遺族がその描写にショックを受けたり、違和感を覚えたりするケースは少なくありません。

今回、細木かおりさんが語った「ダークヒーロー」という表現に対する戸惑いは、まさにその象徴といえるでしょう。

一方で、主演を務める戸田恵梨香さんの演技力には定評があり、作品としての完成度には一定の期待も寄せられています。

このようなドラマがどのように受け入れられるかは、視聴者の理解と感性にも左右される部分が大きいといえます。

フィクションと現実の境界があいまいになりやすい現代において、実在の人物を扱う作品には、より一層の配慮とバランス感覚が求められます。