中国「石破総理の辞任は正直、残念」

石破総理の辞任表明を受けて、中国が関係改善に取り組んできた日中間の動きに影響が出る可能性があると懸念されています。

ざっくりPOINT
石破総理が辞任を表明
中国が石破氏の政治姿勢を評価し、日本産水産物の輸入やビザなし渡航を再開
日本側が首脳会談の日程調整を進めようとする中、総理交代で影響を懸念
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石破総理の辞任表明 中国「正直残念」 これまで石破氏の政治姿勢評価し水産物輸入やビザなし渡航を再開 首脳会談調整に影響も

中国は石破総理の辞任表明について「正直残念」というとらえ方をしています。

石破総理について中国は、靖国神社を参拝しないなどの政治姿勢を評価していて、▼日本産水産物の輸入再開や、▼ビザなし渡航の再開など、日本との間の懸案を取り除き、関係改善の機運を盛り上げてきました。

中国では今年は抗日戦争勝利80年ということで、軍事パレードなどのイベントが続いていて、日中関係はここ数か月停滞していました。

日本側としては、こうした一連のイベントが落ち着く今月以降、日本と中国、韓国の首脳会談の日程調整などを中国側と行いたいと思っていただけに、総理の交代が外交日程にどのような影響を及ぼすのか懸念する声も上がっています。

いずれにしてもどのような対中政策をとる人が次の総理大臣になるのか。中国は総裁選の行方に強い関心を寄せています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0140e45de74ee1bf8c4a661dac6b13a8144750ae

日中関係における日本の政権交代の影響
日本の政権交代は、外交関係に大きな影響を与える場合があります。

特に日中関係は、歴史問題や安全保障をめぐる摩擦を抱えながらも、経済的な結びつきが強いため、どのような対中政策を次期総理がとるのかが注目されます。

中国は現職の総理の発言や行動を重視し、人物ごとに評価を変えてきました。

靖国神社参拝の有無や歴史認識に関する姿勢は、その代表的な要素です。

一方で、経済面では中国は日本の技術や投資を求める立場にあり、日本も安定したサプライチェーンや市場確保の観点から協力を進めたいと考えています。

したがって、政治的摩擦を抑えつつ経済協力を深めることが両国の共通利益になります。

また、近年は日中韓首脳会談の再開も模索されており、日本のリーダー交代はその日程調整に直結する問題となります。

さらに、米中対立が続く中で、日本の立場は国際社会における調整役としても重要性を増しています。

したがって、次の総理が対中政策でどのような戦略を取るのかは、日本国内のみならず周辺諸国からも注目される点です。

今後の日本外交は、新総理の対中スタンス次第で、協調路線が続くのか、それとも再び摩擦が強まるのか、大きな分岐点を迎えることになります。

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