世界最大級のアダルトサイトでわいせつ行為生配信… 配信会社社長の男と出演者の女3人を逮捕

外アダルトサイトでわいせつ行為を生配信したとして、配信会社の社長ら男女4人が公然わいせつ容疑で逮捕されました。

ざっくりPOINT
警視庁がTOPPA社長の男ら男女4人を公然わいせつ容疑で逮捕
4人が3~8月に女性出演者による全裸のわいせつ行為を生配信
同社が昨年2月以降に視聴料などで1億円以上を得て報酬を分配
詳細は動画

============================================

 世界最大級とされる海外のアダルトサイト「Strip(ストリップ)chat(チャット)」でわいせつな行為を生配信したとして、警視庁がライブ配信会社「TOPPA(トッパ)」(東京都中央区)社長の男(28)(同)ら男女4人を公然わいせつ容疑で逮捕したことがわかった。

【図】ひと目でわかる事件の構図、アダルトサイトとの関係

 ほかに逮捕されたのは、同社マネジャーの女(24)といずれも無職の40歳と34歳の出演者の女2人。

 捜査関係者によると、4人は3~8月、同サイトを通じ、出演者の女2人が全裸でわいせつな行為をする映像を生配信して、不特定多数に視聴させた疑い。4人の逮捕は今月1~2日。

 サイトは地中海の島国キプロスに拠点を置き、日本語にも対応。視聴者は視聴料や応援の「投げ銭」を支払い、配信者は手数料が差し引かれた額を報酬として得る仕組みになっている。

 同社はX(旧ツイッター)で「報酬率最大85%」「時給3万円以上可」とうたって女性を勧誘。同社運営の事務所には100人以上が登録していた。東京都内のスタジオなどで、ヌード姿やわいせつ行為を撮影して生配信していたという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c737f4907cac2c37d70fb9d802eca43de3bf3b07

============================================
高額報酬と海外サイト利用の裏で拡大する無許可ライブ配信の実態

アダルトコンテンツをめぐるライブ配信業界では、近年、視聴者との直接課金や「投げ銭」システムを利用した新たなビジネスモデルが広がっています。

中でも報酬率の高さや即時性が強調されることで、若年層を中心に配信者として参入するケースが増加しています。

今回摘発されたTOPPAも、報酬率最大85%や時給3万円以上という条件を掲げて出演者を募集していました。

問題は、これらの配信が海外のプラットフォームを利用していることにより、監視や規制の手が届きにくい点にあります。

しかし、撮影が日本国内で行われていれば、公然わいせつ罪などの国内法が適用される可能性が高く、実態に即した捜査が進められる例となりました。

ストリップチャットはEUからもデジタルサービス法に基づく巨大プラットフォームに指定され、現在調査対象とされています。

これはグローバルな監視強化の一環であり、日本国内でも法整備の見直しが求められています。

今後の課題としては、こうした海外依存型の配信ビジネスに対する法的対応、出演者の安全と権利保護、そして配信内容の透明性の確保が挙げられます。

国内外の法制度の隙間を突いた運営実態に、どのように対応していくかが社会全体に問われています。