海上自衛隊護衛艦「すずつき」が昨年、中国領海に誤って侵入し、中国軍が警告射撃を行ったことが明らかになりました。
ざっくりPOINT
中国軍の警告射撃は極めて異例
航行電子海図の操作ミスで領海侵入
約20分間の中国領海内航行
報道の詳細
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日中間の軍事的緊張と海上安全保障の課題
今回の事案は、日中間の軍事的緊張が偶発的な衝突へ発展する危険性を示す象徴的な出来事といえます。
中国軍が他国艦船に対して警告射撃を行う事例は極めて少なく、特に自衛隊艦艇が対象となったケースは日中関係において異例です。
海上での接触事案は、双方の意図にかかわらず、わずかな誤解や通信の齟齬で深刻な事態に発展しかねません。
また、航行用電子海図の設定ミスが原因となったことは、軍事作戦や監視活動における機器運用の重要性を改めて浮き彫りにしました。
現代の海上作戦はGPSや電子海図などの精密機器に依存しており、その設定や管理の不備は安全保障上の重大なリスクとなります。
さらに、中国は近年、浙江省沖や南シナ海などで領海・領空侵犯への対応を強化しており、軍事訓練や監視活動中の外国艦船に対しても強硬姿勢を示しています。
一方、日本は東シナ海での中国海警局や人民解放軍海軍の活動増加に直面しており、海上安全保障環境は年々複雑化しています。
このような背景を踏まえると、偶発的な衝突を防ぐための日中間の海上連絡メカニズムの強化、航行ルールの明確化、艦艇乗員の教育訓練の徹底が不可欠です。
特に両国が経済的依存関係を持ちながらも安全保障面で対立している現状では、冷静な危機管理能力が求められます。
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海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が昨年7月、中国浙江省沖の中国領海に誤って侵入した際、中国が警告射撃として少なくとも2発の砲弾を発射していたことが分かった。すずつきに砲弾は当たらず、被害はなかった。すずつきの航行用電子海図に公海と他国領海の境界を表示させるスイッチが入っていなかったことも判明。操作ミスにより中国領海と気付かないまま航行していた。複数の日中関係筋が10日、明らかにした。
【写真】中国の新型空母「福建」
中国が他国の艦船に警告射撃を行うのは極めて異例。一触即発の危険な事態だったことが明らかになった。
関係筋によると、すずつきは昨年7月4日早朝、中国の軍事訓練を公海上から警戒監視するため浙江省沖を航行していた。中国側は、自国の領海に向かって進むすずつきを発見し、進路変更するよう何度も求めた。領海に入る直前に警告のため砲弾を1発発射し、侵入後にさらに1発撃って退去を促した。
一方、すずつきは電子海図に中国領海の表示が出ていなかったため、侵入に気付かず、警告射撃を受けながらも中国領海内を約20分間航行した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca95c0f7490b9713277df5d33aa2193bd61257ec
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つまり日本領海に入った時は日本も警告射撃していいと言うことですね
— アシタのアタシ (@ashiwata100) August 10, 2025
日本も尖閣諸島に近づく中国船に警告射撃しなきゃね
むしろその実績作る為にワザと撃たれに行ったとか無い?
— あるくまる (@hamusann12) August 10, 2025
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