富士山の登山道通行料に、渡辺正行さん「8合目まで4000円、頂上までは8000円でも妥当」

渡辺正行さんは富士山の登山道通行料について「8合目まで4000円、頂上までは8000円でも妥当」と発言しています。

ざっくりPOINT
登山料大幅値上げ提案
安全対策と収入強化を一体化
救助ヘリ有料化の議論にも言及

お笑いトリオ「コント赤信号」の渡辺正行(69)が7日、フジテレビの情報番組「サン!シャイン」(月~金曜前8・14)に出演。今月1日に山梨県側の登山道「吉田ルート」が山開きとなった富士山(3776メートル)登山の規制強化について言及した。

 近年は訪日客の増加に伴い、無計画な登山客が問題になっており、5合目のゲートでは、軽装での登山や、夜通し登る「弾丸登山」に対しての規制を昨年より強化。規制ゲートの閉鎖を昨年より2時間早い午後2時とし、通行料は2000円から4000円に引き上げた。ゲート付近には登山者への安全指導などをする県職員「富士山レンジャー」が常駐。今シーズンからレンジャーの権限が強化され、軽装での通行を防止する。

 また、山梨、静岡両県は、県の防災ヘリコプターによる救助の有料化に向けた検討を始めた。富士登山者からの救助要請が続出し、周辺自治体から安易な登山抑止に向けた取り組みを求める声が出ている。静岡県によると、防災ヘリが出動した場合、燃料費は1時間当たり40万~50万円。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4a61e828879b329bf13fa56d454f1b433f265f

登山者数増加に伴う安全・管理対策の背景
近年、訪日外国人の増加により、富士山では軽装での登山や無計画な弾丸登山が社会問題となっています。

特に5合目ゲートでは、昨年より2時間早く午後2時に閉鎖され、通行料も2000円から4000円に引き上げられました。

また、富士山レンジャーが常駐し軽装者を排除する権限を強化。

山梨・静岡両県は防災ヘリによる救助費用についても有料化を検討中で、1時間あたり40万~50万円の費用がかかるため、救助要請の抑制が目的とされています。

これらの対応は、過剰な登山者による山岳事故や環境破壊を抑えるための必然的な流れともいえます。

渡辺正行さんの提案をふまえた意義と懸念
渡辺正行さんは通行料をさらに引き上げることで、安全対策や地元雇用の強化が期待できると述べています。

観光地全体の入場料引き上げにも肯定的で、インバウンド客への対応を具体的に進めるべきとの視点です。

一方で、過度な値上げは一般登山者や家族連れの負担増につながる可能性もあります。

自治体や地元の観光業界は、適正な料金設定と利用者層のバランス、教育啓発をどう両立させるかが今後の課題となるでしょう。