大手牛丼チェーンの吉野家で、共用の容器に入った「紅しょうが」を、直箸(じかばし)で、口の中にかきこむ動画。これを撮影・投稿した男性について、大阪簡裁は罰金30万円としました。
大阪市西成区の飲食店経営の男性(35)は去年9月、大阪市住之江区にある牛丼チェーン「吉野家」の店舗で、嶋津龍被告(35)が口の中に入れた箸を使って、共用の容器に入った紅生姜をかきこむようにして食べる様子などを動画に撮影して、SNSに投稿しました。
警察は今年4月、動画が拡散されたことで店側が消毒作業を余儀なくされたとして、男性を威力業務妨害の疑いで逮捕・送検、大阪区検は今年6月28日、略式起訴していました。大阪簡易裁判所は同日付で男性に対し罰金30万円の略式命令を下しました。
いっぽう、動画の中で紅しょうがを口の中にかきこんでいた嶋津被告は、今年3月に起訴されていて、現在も公判中です。