石川佳純が引退
卓球の東京五輪女子団体銀メダル・石川佳純(全農)が1日、インスタグラムで現役引退を発表した。「本日5月1日、引退する事をご報告致します。皆さま、沢山の応援を本当にありがとうございました!」と投稿。長年卓球界を引っ張ってきた30歳が、23年間の卓球人生に終止符を打ち、ラケットを置く決断を下した。
石川はインスタグラムに長文をつづった画像を公開。画像内の文章では「こんにちは。本日は皆様にご報告があります」と切り出し、こう続けている。
「私、石川佳純は、4月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました。最後の試合まで、これまで通りに集中し全力で戦う為に、事前にお伝えすることができませんでした。今年に入ってからは、大会毎に『この試合が最後になるかもしれない』と思いながら臨み、今、自分の中ではやり切ったという思いが強く、引退を決意した次第です。
7歳で卓球を始めた私の、現役生活23年間にはたくさんの素晴らしい経験がありました。オリンピックではロンドンから3大会連続でのメダル獲得。全日本選手権では5度の優勝。そして混合ダブルスでの世界一。他にも思い出深い試合はたくさんあります。14歳から日本代表として国際大会に参加させていただき、長い間、世界のトップレベルで戦ったこと、たくさんの夢を叶えられたことを幸せに思います。
現役生活が長くなればなるほど、周りのサポートがあっての自分だという思いが大きくなりました。指導いただいたコーチ、トレーナー。長時間の練習に付き合ってくれた練習相手の方々、友人、そして家族。同じ気持ちで戦ってくれた私のチームに、心からの感謝を伝えたいです」
14歳で日本代表入りし、2012年ロンドン五輪女子団体で日本卓球界初となる銀メダル獲得に貢献。シングルスは4位だった。16年リオ五輪は団体銅。伊藤美誠、平野美宇とともに出場した21年東京五輪は団体銀メダルに貢献した。
投稿ではスポンサー、ライバルたち、ファンに感謝。5月18日に会見を予定していることを明かし、「私の気持ちを詳しくお伝えしたいと思います」とつづった。
THE ANSWER編集部