多額の所得を隠し、税法に背いたインフルエンサーの裁判で検察側が求刑を下した。SNSを中心に美容品紹介などで高い知名度を誇るインフルエンサーの「宮崎麗果」被告に対し、検察側は14日、懲役2年6カ月を求刑した。
- インフルエンサーの宮崎麗果(黒木麗香)被告に対し、検察側が懲役2年6カ月を求刑した。
- 法人税など約1億5700万円を脱税した罪に問われ、初公判に続き起訴内容を全面的に認めている。
- 被告人質問では「事業資金の確保のためだった」と弁明する一方、SNS上では厳しい処罰を求める声などが相次いでいる。
起訴されているのは、アフィリエイト広告会社「Solarie」を率い、黒木麗香被告としても知られる宮崎被告である。

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法廷で語られた脱税の背景と「事業資金」の弁明
捜査関係者によると、同被告は架空の業務委託費を巧妙に計上するなどの手口で所得を隠蔽し、法人税などおよそ1億5700万円という巨額の脱税に及んだ罪などに問われている。
事件が明るみに出て以降、社会的な関心は非常に高く、ことし3月に開かれた初公判において、黒木被告は起訴内容について「間違いありません」と述べ、罪を認めていた。
そして迎えた14日の被告人質問。黒木被告は法廷の場で改めて起訴内容を認め、「深く反省しております」と頭を下げた。
その上で、なぜ巨額の脱税に走ったのか、その動機について言及した。
黒木被告は「売り上げが想定以上に上がってしまった」と当時を振り返り、「個人的に私的流用するためではなく、会社の事業資金を確保するために脱税に及んでしまった」と主張した。
さらに、「従業員の報酬とか、まっとうな経費以外には使っていない」と述べ、あくまで会社の維持と運営が目的であった旨を強調した。
しかし、検察側はこうした犯行の悪質性や脱税額の大きさを重く見て、懲役2年6カ月という実刑を視野に入れた求刑を下すに至った。
なお、今回の事件をめぐっては、黒木被告単体にとどまらず、脱税を手助けしたとされる知人らの男2人も起訴されており、組織的な背景についても注目が集まっている。
SNSに広がる厳しい視線と公平な司法を求める声
このニュースが報じられると、インターネット上やSNSでは瞬く間に拡散され、世論の大きな議論を呼んでいる。
あるユーザーは「こういうのは執行猶予つけちゃうと『ここまでなら大丈夫』と成功体験にしちゃうから、きちんと実刑で刑務所に入ってもらうべきだ」と、厳罰化を求める声を上げている。
また別のユーザーからは、「こういう脱税は絶対にダメだと世間に改めて知らしめたインフルエンサーになりましたぞ」と、その社会的影響力の大きさを皮肉混じりに指摘する投稿も見られた。
さらに、裁判の公平性を訴える意見も寄せられており、「求刑はともかく判決は公平にやってほしい。罪ではあるが人の命を奪っていない者の方が判決が重いということはさすがにダメだ」といった、司法の量刑に対する冷静かつ厳格な視線も投げかけられている。
巨額の税金逃れという重い罪に向き合う宮崎被告に対し、裁判所がどのような司法判断を下すのか、今後の判決公判に大きな注目が集まっている。