自民党の高市早苗総裁は、次期首相への選出を見据え、本格的な組閣に向けた水面下の調整を急ピッチで進めている。
- 高市早苗総裁が首相指名を見据え、片山さつき氏や松島みどり氏の閣僚起用へ向けた調整に入った
- 旧大蔵省出身の実務派である片山氏について、財務相起用案が浮上し、ネット上でも大きな関心を集めている
- 公明党の連立離脱に伴い空席となる国土交通相は、自民党がしっかりと確保する方針を確認している
その人事の目玉の一つとして浮上しているのが、片山さつき元地方創生担当相や松島みどり元法相といったベテラン女性議員の閣僚起用である。
複数の党関係者が16日までに明らかにしたもので、高市氏は政権運営において女性の積極的な登用を強く意識している模様だ。

News22 Visual Archive • In-Depth Coverage
片山さつき氏の財務相起用案に高まる期待とネット上の反応
今回の人事案のなかでも特に大きな注目を集めているのが、片山さつき氏の処遇をめぐる動きである。
片山氏は衆院で1回、参院で3回の当選を重ねた実力派であり、先の総裁選では高市氏の推薦人を務めた緊密な間柄として知られる。
旧大蔵省出身という圧倒的な財務・経済官僚としてのキャリアを持つことから、加藤勝信財務相が続投しない場合の次期財務相候補として名前が取り沙汰されている。
この観測報道に対し、インターネット上やSNSでは「実務経験が豊富で適任だ」「官僚時代の知見を存分に活かせるはずだ」といった期待の声が相次いで寄せられている。
一方で、同じく高市氏の推薦人となった松島みどり元法相の起用調整も進んでおり、実現すれば第2次安倍政権時代の2014年以来となる待望の再入閣を果たすことになる。
新内閣の布陣をめぐっては、女性閣僚の登用に対する肯定的な受け止め方が広がる一方、他の有力議員たちの処遇や政権内のパワーバランスに関する議論も活発化している。
政界関係者の間では、こうした人事の具体化が今後の政権基盤の安定に直結すると見られており、慎重かつ大胆な采配に熱い視線が注がれている。
もう一つの大きな焦点となっているのが、長年にわたって公明党の定位置となっていた国土交通相ポストのゆくえである。
公明党の離脱で注目の国土交通相ポスト、自民党が死守へ
公明党の連立離脱により、次期政権では同ポストが事実上の空席となることが確実視されている。
日本維新の会などとの連立協議の可能性が取りざたされるなかでも、高市氏の周辺からは「国土交通相は何としてでも自民党が取り戻す」との強い決意が示されている。
維新との連携模索という新たな政治ダイナミズムが進む一方で、重要インフラや許認可を握る国交相を自民党が死守する方針が確認されたことで、連立の枠組みや政策協定の行方に一段と注目が集まっている。
高市新総裁を中心とする新体制が、挙党態勢と女性登用、そして野党との駆け引きをどう両立させていくのか、その全貌が明らかになる瞬間が刻一刻と近づいている。