トランプ大統領、国防総省を戦争省へ

トランプ大統領は国防総省を「戦争省」に改称する方針を示しました。

ざっくりPOINT
トランプ大統領が国防総省の名称変更に意欲を示した
「来週あたりに変更が行われるだろう」と述べた
「戦争がこの組織の本質だ」と強調した
報道の詳細

==============================================

【ワシントン時事】トランプ米大統領は25日、国防総省を「戦争省」に改称することに意欲を示した。

【ひと目でわかる】トランプ米大統領の支持率と米株価

 「来週あたりに変更が行われるだろう」と述べた。国防総省は1789年に「戦争省」として設立され、1949年から現在の名称となった。

 トランプ氏は「われわれは第1次大戦、第2次大戦に勝利したが、当時は戦争省と呼ばれていた」と強調。「それ(戦争)がこの組織の本質だ。国防もその一部だ」と訴えた。さらに「人々と話しているが、誰もがその名前を気に入っている」と主張した。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/6369acb60ef47fdba4979464023fb293982ae9bd
==============================================

米国防総省の名称変更が持つ意味と国内外の反応
アメリカ合衆国の国防総省を「戦争省」に改称する構想は、国際社会や国内で大きな議論を呼ぶ可能性があります。

国防総省は第二次世界大戦後に「戦争省」から改称され、冷戦期以降は「防衛」を前面に打ち出す役割を担ってきました。

名称変更は象徴的な意味を持ち、アメリカの軍事姿勢を「防衛」から「攻勢」へと位置付け直すメッセージと受け止められる可能性があります。

特に同盟国や国際機関にとっては、米国の軍事政策が対立構造を強める方向に進むのではないかという懸念を生みかねません。

NATO諸国やアジア太平洋の同盟国は、名称の変更そのものよりも、それが示す政治的意図に敏感に反応すると考えられます。

また、国防総省が担う多くの任務には災害救援や人道支援も含まれており、「戦争省」という名称がその側面を軽視していると受け止められる可能性もあります。

一方、トランプ大統領の支持層の一部では、率直に「戦争」と呼ぶことを肯定的に受け止める声もあると予想されます。

国防や軍事の本質を隠さずに示すことで、政治的に明確な姿勢を示すという評価です。

ただし、国内の反戦運動や平和志向の有権者からは強い批判を招く可能性があります。

この動きは単なる名称変更以上の意味を持ち、米国の軍事戦略や外交方針、さらには国内政治の分断にまで影響を及ぼすテーマになると見られます。

==============================================

==============================================