【参院選】自民・河野太郎氏、自分がトップだったら「こんな負けてない」

自民党の河野太郎氏が参院選敗北について「自分がトップだったらこんな負けてない」と率直に語りました。

ざっくりPOINT
党内説得力と世論の乖離
財政再建と給付政策の矛盾
次期総裁選への影響
報道の詳細
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自民党内の権力構造と河野氏の立ち位置
河野太郎氏は、自民党内で改革派として知られ、過去の総裁選でも高い知名度と国民的人気を得てきましたが、派閥力学や党内多数派形成では苦戦してきました。

特に現役世代の社会保険料負担軽減や行政改革といった政策は世論受けが良い一方、党内保守層や財政均衡を重視する議員との間で意見が対立しやすく、支持基盤の拡大に課題を抱えています。

今回の参院選結果をめぐる発言は、現執行部の戦略やメッセージ性への不満を示すものであり、次期総裁選での再挑戦を意識した布石とも見られます。

自民党は現在、トランプ政権との外交、物価高や円安など経済課題への対応に追われており、党内の結束と政策の一貫性が試される局面です。

こうした中で河野氏がどのように党内支持を広げ、次のリーダー候補として存在感を示すかが注目されています。

特に財政政策や給付のあり方をめぐる路線対立は、今後の党内議論の焦点となる可能性があります。

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自民党河野太郎氏「自分がトップだったらこんな負けてないと思う?」と聞かれ”即答”

 自民党の河野太郎氏(62)が10日、TBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。参院選における自民党の敗因についてコメントした。

【写真】ゴルゴ13と“接触”する、河野太郎氏そっくりの人物

 番組では「自民党が敗北した理由」を問うJNNの世論調査で、「自民党に期待できないから」が46%、「石破政権に期待ができないから」が20%、「他の政党の方が期待できるから」が15%となったことを紹介した。

 メイプル超合金のカズレーザーは「割合を見ると誰かに対するイエスと言うより、自民党に対するノーっていう方が多かった」と分析。河野氏は昨年の自民党総裁選出馬時、現役世代の社会保険料負担軽減を訴えており、このことについて「狭い範囲ではっきりとしたメッセージ出された。今回(参院選で)野党もそういったメッセージを出した党が結構票を伸ばしたと考えると、正直『自分がトップだったらこんな負けてないんじゃないか』と思わないですか?」と質問を受けた。

 河野氏は「思いました」と即答。あまりの率直さにスタジオから笑いが起こった。続けてカズレーザーが「でも総裁選ではそれだと自民党内から票が集まらないという、社会とのズレがはっきりあるような気がする」と指摘すると、「それは河野太郎の力不足だった。党内をしっかり説得しきれなかったのは、自分の力不足」と語った。

 河野氏は「党内では財政再建をきちっと主張すべきで、消費税は減税しないと言っておきながら給付というのは、これはないよねと。でも最後やっぱり給付をやろうということで。給付は全員に出しますっていうことですから」。党の方針と自身の主張が一致しなかったことについて「必要な人に出すなら分かるけど、そうならなかったっていうのは党内で力不足でした」と振り返った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/98b6d472a8d3d6b7cecee4d31cb92fc5e3a27b91

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