制度アナリスト・宇佐美典也さん「社会保険料が高すぎるんだわ… 子育て中の世代から額面の30%持って行くとかどうかしてるよ」

制度アナリストで作家の宇佐美典也さんがXに投稿した社会保険料への不満が、多くの共感を集めています。
宇佐美さんはポストで「社会保険料が高すぎる」「子育て世代から額面の30%を持っていくのはおかしい」と述べ、家計への過重な負担に強い懸念を示しました。

この投稿に対して、子育て中の親世代を中心に「本当にその通り」「手取りがどんどん減っている」「子供を増やすどころか育てる余裕もない」など、多数の共感の声が寄せられました。
ポストは瞬く間に拡散され、社会保険制度の見直しを求める声の高まりを象徴するものとなっています。

宇佐美さんはこれまでも制度改革に関する鋭い指摘をしてきた人物であり、今回の投稿も多くの人々の切実な現実を代弁する形となりました。

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子育て世代に重くのしかかる社会保険料の現実
日本の現行制度では、給与から天引きされる社会保険料(健康保険、厚生年金、介護保険など)は、企業と労働者が折半しています。 しかし、実際の負担感は「手取り収入」の減少という形で顕在化しており、特に子育て世代にとっては生活費や教育費を圧迫する要因になっています。
2024年度の厚生年金保険料率は18.3%、健康保険料率も10%前後に達しており、合計で約30%近い負担となっています。これに住民税や所得税を加えると、額面収入に対する手取りの割合は大きく削られます。

さらに、少子高齢化によって現役世代の負担は今後も増加が見込まれています。制度の持続可能性を維持するためには、徴収と給付のバランスを再検討しつつ、若い世代が安心して生活できる制度設計が求められています。

現場の声を反映した制度改革の必要性
宇佐美典也さんのポストが広く共感を呼んだ背景には、多くの人々が現行制度に対して疑問や不満を抱いている現実があります。とくに子育て世代にとっては、将来への希望が持ちにくい経済状況が続いており、「働いても生活が苦しい」という声が頻繁に聞かれます。
こうした状況を打開するには、一部の専門家や政治家だけでなく、当事者の声を制度設計に反映させることが重要です。実際に負担している人々の声に耳を傾け、現実的で公平な改革を進めることが求められます。

社会保険制度は本来、国民の生活を支えるためのセーフティネットですが、それが逆に生活を圧迫していると感じさせるのであれば、制度の根本的な見直しも避けて通れない段階に来ているといえるでしょう。