参政党・神谷代表「選択的夫婦別姓に反対」「通名の廃止」「国会議員の戸籍公開」「スパイ防止法の早期制定」

参政党の神谷宗幣代表が、選択的夫婦別姓に対して明確な反対の立場を示しました。

神谷代表は「旧姓を公的に使用できるようにすれば十分」と述べ、制度変更の必要性に疑問を呈しました。

また、「戸籍制度が不要」と主張する声が一部から出ていることに対し、「頭がおかしい」と強く非難しました。

神谷代表は、戸籍制度の廃止を求める動きについてスパイ活動の温床になる可能性を指摘し、以下の3点を主張しました。

1つ目は「通名の廃止と本名の使用」、2つ目は「国会議員による戸籍の公開」、3つ目は「スパイ防止法の早期制定」です。

これらを通じて、国家の安全保障や国民の身元確認の重要性を訴えました。

また、神谷代表は「選択的夫婦別姓が30年の課題なら、スパイ防止法は60年以上の課題」と述べ、政府が本来優先すべき問題から目をそらしていると批判しました。

特に外国資本や外国人の影響が増す中での制度緩和は、国家の安全保障に対する重大な脅威と位置づけられています。

こうした現状に対抗するために参政党を立ち上げたとし、多くの支持を集めています。

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戸籍制度とスパイ防止法を巡る論点
神谷氏が言及したスパイ防止法は、日本では長年議論されながらも制定されていない重要課題です。

諸外国では情報機関による情報収集活動や外国勢力の影響排除を目的とした法整備が進んでいますが、日本では表現の自由や人権とのバランスが懸念され、法制化が見送られてきました。

また、戸籍制度については、家族関係の明確化や行政手続きにおける本人確認の基盤として機能しています。

これを廃止することにより、偽名の使用や身元不明者の増加、ひいては国家の安全保障に影響を与える懸念もあります。

神谷氏の主張は、制度の実務的意義や安全保障との関連を強調するものであり、単なる制度論ではなく、国のあり方に関わる議論として注目されています。

神谷氏の発言が示す政治的スタンスと影響
神谷宗幣氏の発言は、制度改革に対する保守的な立場を明確に示すものです。

選択的夫婦別姓や戸籍制度廃止といったテーマは、個人の自由や多様性を尊重する動きと、国家の秩序や安全を重視する立場の対立点となっています。

神谷氏は後者の視点から、国民の身元を明確にし、外的脅威に備える必要性を訴えています。

また、彼の主張には、既存の政治体制に対する不信感と、それに代わる新しい政治運動の必要性が込められており、参政党設立の動機とも結びついています。

現政権に対する批判も含まれており、保守層や国家主権を重視する層からの支持が広がっています。

神谷氏の発言は、今後の制度改革論議において影響力を持つ可能性が高く、より広い国民的議論が求められます。