いまやすっかり日本のファンの間でもお馴染みなのが、ロサンゼルス・エンジェルスの“勝利の女神”であるエリカ・ウェストンさんだ。
LAの地元放送局『Bally Sports West』でレポーターを務める36歳は、圧倒的な美貌と巧みな話術、そして何よりも野球に対する造詣の深さに定評があり、インタビューでの軽妙な掛け合いが人気を博している。
そんな元プロチアリーダーは、現地6月27日のシカゴ・ホワイトソック戦でも注目を集めた。試合後のヒーローインタビューでマイクを向けたのは、この日「2番・DH兼投手」で先発を飾った大谷翔平だ。投げては7回途中で降板するも4安打10奪三振1失点に抑えて今季7勝目。打っては27号&28号のマルチ本塁打を含む3打数3安打2打点と、奮迅の活躍をみせた。
エリカさんが「10三振を奪う素晴らしいピッチングでした。とくにスプリットが良かったように感じました」と鋭い質問を投げかけると、水原一平通訳を介して大谷は「そうですね、決め球も良かったです。7回をしっかり押さえたかったですけど、中継ぎに助けられていい試合だったと思います」と回答。さらに「今日はMVPコールの大合唱でしたね。6月にこれを聞くのはどんな気分ですか?」と水を向けて、スタンドからの大歓声を引き出した。
そしてエリカさんは最後に、「ショウヘイ、アリガトウ」と日本語で感謝の意を伝えて小さくペコリとお辞儀。咄嗟に飛び出したサプライズだったが、その様子が『Bally Sports West』の公式ツイッターで紹介されると、日本人ファンからは続々と称える声が上がった。
「エリカ大好き」
「Ericaさんが流暢にありがとうと言ってお辞儀してるー」
「彼女のインタビューはいつも最高」
「エリカさん最後にありがとうって言ってくれて嬉しくなるね」
「素敵な笑顔ありがとう」
「翔平有難うの発音凄く上手!」
「ナイスインタビュー!」
エンジェルスの監督や選手たちからの信頼も厚いエリカさん。今季は今後も何度も、大谷&水原通訳との楽しいスリーショットが拝めそうだ。
構成●THE DIGEST編集部