またしても二刀流スターが快挙達成だ。
現地6月12日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地グローブライフ・フィールドで行なわれたテキサス・レンジャーズ戦に「2番・指名打者」として先発出場。7回に2試合ぶりの19号ソロを放ち、今季自己最長の9試合連続安打を記録すると、延長12回には勝ち越しの20号2ランを打ち込むなど、4打数2安打4打点、1四球の大暴れを見せた。
現地5月31日以来の1試合2本塁打をマークした大谷が今季も、投打で躍動しているのは、周知の通りだろう。打者として打率.291、20本塁打、50打点、OPS.955を記録している一方、投手としては5勝2敗、防御率3.32、102奪三振という成績。本塁打数では、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジを抜き、アメリカン・リーグ1位につけている。
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こうした数字を踏まえ、米放送局のデータアカウント『ESPN Stats & Info』は、「オオタニが今日、今季19、20号を放った。彼は投手として現在102奪三振でメジャー3位につけている」とツイート。「キャリア3シーズン目の20本塁打&100奪三振(2021年、22年にも達成)だ」と続け、「メジャー史上、一度でもこんなことをした選手はいない」と報じた。
今季の奪三振数で大谷より上に立つ選手は、アトランタ・ブレーブスのスペンサー・ストライダー(121奪三振)とトロント・ブルージェイズのケビン・ゴーズマン(117奪三振)の2名だけ。米データ分析会社『Codify Baseball』は、「ア・リーグでどの打者よりも多く本塁打を打ち、なおかつ奪三振が多い」と呟き、その衝撃を伝えている。
ここ4試合で4発と勢いが止まらない大谷。今後も彼の存在は米球界を盛り上げていきそうだ。
構成●THE DIGEST編集部