10日午前9時ごろ、那覇市寄宮にある保育園のスーパー施設内の指定駐車場にエンジンをかけたまま止めていた乗用車が何者かに盗まれた。後部座席には5歳の男児が乗車していた。車は約80メートル先にあったスーパーの施設内で見つかり、男児にけがはなかった。那覇署は窃盗事件とみて捜査している。
車の持ち主の男性(23)によると、車が盗まれた場所は保育園の指定駐車場でスーパーの施設内にある。当時、5歳の男児とは別の2人の子を近くにある保育園に送迎していたという。
炎天下で冷房を付けておくためにエンジンをかけたままにしており、車を離れた約5分の間に何者かによって盗まれた。車に乗っていた男児が泣きながら保育園まで来たことで、男性が駐車した場所とは違うスーパーの敷地内で車を発見し通報した。車は鍵が抜き取られたままで、乗り捨てられていた。
持ち主の男性は「子どもが連れ去られたと思って驚いた。今後気を付けていきたい」と話した。