(写真・時事通信)
5月13日、「朝鮮日報」日本語版は、張本勲氏へのインタビューを掲載した。
日本プロ野球界のレジェンドで、在日韓国人2世であることを公表している張本氏。5歳のとき、広島で被爆したが、今回のインタビューでは、《被爆者は韓国人であれ、日本人であれ、日本社会で差別されました》など、当時の様子について語っている。
岸田文雄首相と尹錫悦大統領は、7日におこなわれた日韓首脳会談で、G7広島サミットに合わせ、韓国人原爆犠牲者慰霊碑を訪れることで合意。張本氏はインタビューで、両首脳に感謝を示している。
そして話題を呼んでいるのが――。
「張本氏はインタビューで、『韓国を恨んだことはあるか』と聞かれ、《(韓国は)私の祖国だから言いますね。いつまで日本に『謝罪しろ』『金を出せ』と繰り返さなければならないのですか? 恥ずかしいです》と切り出したのです。
さらに、いわゆる “反日” と呼ばれる韓国人たちにも苦言を呈したうえで、雪解けを進める尹大統領に理解を示しました」(週刊誌記者)
ネット上では、張本氏の発言に、さまざまな反応が寄せられている。
《育った日本も祖国の韓国も誇りに思っているのを感じます》
《今までも「行き過ぎた反日」への批判というか苦言は韓国社会で珍しくなくなっていたけれど、ここまで正面切って論陣を張るのには驚かされた》
《良い意味でも悪い意味でも「昭和の頑固オヤジ」って感じで在日という印象は薄い。少なくともこの発言は評価に値する》
『サンデーモーニング』(TBS系)のご意見番として「喝!」を連発し、歯に衣着せぬ発言で耳目を集めてきた張本氏。“祖国” へ、心からの「喝!」を送ったようだ。