エンゼルス・大谷翔平が登板翌日ながら8試合ぶり8号本塁打 土壇場9回に1点差に迫る5月初アーチ

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◆米大リーグ エンゼルス―アストロズ(10日・アナハイム=エンゼルスタジアム)

 エンゼルス・大谷翔平投手(28)が10日(日本時間11日)、9連戦最終戦となる本拠地・アストロズ戦に登板翌日ながら「3番・指名打者」でスタメン出場し、5月初アーチとなる8号を放った。3点を追う9回無死一塁の4打席目に、前日に空振り三振を喫していた守護神右腕・プレスリーから右翼席に運んだ。打球速度102・6マイル(約165・1キロ)、飛距離408フィート(約124メートル)だった。

 大谷の本塁打は、今季最長17連戦最終戦で4月最後の試合だった30日(同5月1日)の敵地・ブルワーズ戦以来、出場した試合では8試合ぶり。本拠地では4月26日(同27日)のアスレチックス戦以来の一発となった。

 この日は現地時間で午後1時7分開始のデーゲーム。今季出場した試合はナイター(午後4時開始以降)24試合、デー13試合目ながら、ナイターの3発を上回る5発目のアーチ。デーゲームでは無類の強さを誇っている。

 3打席目までは先発右腕・ハビエルの前に3打数無安打2三振と沈黙。1点を追う初回2死走者なしの1打席目は、フルカウントから92・9マイル(149・5キロ)直球で空振り三振。3点を追う4回先頭の2打席目も、中飛に倒れた。3点を追う6回2死走者なしの3打席目も空振り三振。初球にピッチクロック違反をとられて1ストライクが加えられる不運もあり、驚いたような表情を見せた。

 前日9日(同10日)の本拠地・アストロズ戦は「3番・投手、指名打者」でフル出場。投げては7回6安打3失点で今季初黒星を喫し、打っても3打数無安打と3試合ぶりに無安打に終わった。試合後には打撃の状態について「バッティング自体の調子はよくも悪くもない感じ」と話していた。

 21、22年は2年連続で5月に7本塁打、21打点をマークした。チーム9試合目、自身の出場8試合目にしてようやく出た5月初アーチ。今季も飛躍の季節としたいところだ。

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