エンゼルス戦前に再会、ダッシュで駆け寄り約4分間談笑した
■カージナルス ー エンゼルス(日本時間3日・セントルイス)
カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は2日(日本時間3日)、本拠地で行われるエンゼルス戦に「9番・右翼」で先発出場する。練習中には大谷翔平投手のもとにダッシュで駆け寄り、水原一平通訳を交えて約4分間談笑した。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でともに戦った二刀流の素顔を明かした。
大谷の人柄について、ヌートバーはまず「とてもよく寝る。昨日ご飯に誘ったら『寝ている』と言われた」と明かし「でも普通の男だ。謙虚で、ありのままの姿を見せる。素晴らしい男で、素晴らしい友人でもあり、素晴らしい野球選手だ。彼は堅苦しくない」と絶賛した。
WBCでは初の日系人選手として奪冠に貢献。「私が日本へ行ったときに、彼が認めてくれたことは大きなことだった。なぜなら、彼の一言は大きな意味を持つからだ。彼が私のことを受け入れてくれたことは、私とチームを助けてくれた」と感謝した。
また野球選手として「彼を毎日見て、打撃練習をしている姿を見ると、こんな選手は今まで見たことないと感じた。彼がマイアミへ遠征して打撃練習をしたとき、私はノーラン(アレナド)と試合後に話した。アレナドも『今まで見たことがない』って言っていた。殿堂入りするような素晴らしい選手がそう言うので、私の言ったことは間違いないと思った」とリスペクトを示す。
投打二刀流で今季も躍動していることに「彼と少し話したが、ファイターズでプレーしていたとき、(二刀流に対して)懐疑的な目があったので、最初はピッチングしかしない予定だったらしい。彼が投打ともにトップ10になる能力がなければ、(チームは二刀流を)許していなかったと思うけど、彼の能力は卓越しているので許したと思う。そして(二刀流という)道を示した。投打ともにエリートなことは、アメージングだ」と賛辞を惜しまなかった。(Full-Count編集部)