立憲民主党の安住淳幹事長が、日本維新の会との会談で野田佳彦代表の首相指名にこだわらず、野党が一致できる候補を擁立する意向を示しました。 ざっくりPOINT 安住淳幹事長が中司宏幹事長と会談し、首相指名選挙で野田佳彦氏にこだわらない考えを伝達。 安住氏が記者団に、維新と緊密に連携して首相候補のコンセンサスを図る方針を表明。 維新の遠藤敬国対委員長が、首相指名選挙で玉木雄一郎氏を候補にする案を国民民主に提案。 立民・安住氏、維新に「首相指名は野田氏こだわらず」 自民と国民を分断か 立憲民主党の安住淳幹事長は7日、日本維新の会の中司宏幹事長と国会内で会談し、石破茂首相の後任を選ぶための首相指名選挙で、野田佳彦代表の指名にこだわらない考えを伝えた。自民の高市早苗新総裁は政策で親和性がある国民民主党の玉木雄一郎代表に接近しているが、野党がまとまれる首相候補を擁立することで高市氏を牽制(けんせい)し、両党の関係に楔を打つ狙いがありそうだ。 「(立民と維新の)2党が固まれば自民に匹敵するだけの数がある。いかなることがあってもいいように連携していこうということになった」 安住氏は会談後、記者団に、維新と緊密に意思疎通を図る考えを強調した。月内に予定される首相指名選挙での対応に関して「われわれは野田氏も有力候補だと思っているが、こだわらずにコンセンサスを得られる首相候補を選ぶことになる」と語った。 念頭にあるのは昨年11月の首相指名選挙だ。直前の衆院選で野党は自民、公明両党を過半数割れに追い込んだが、首相指名選挙では立民が求めた野田氏への投票に維新や国民民主が応じず、石破首相が選出された。衆院に続き参院でも与党が過半数割れに陥る中、今回、野党がまとまれる首相候補を擁立できれば、高市氏の首相選出を阻める可能性も出てくる。 さらに、立民と維新は高市氏と国民民主の急接近に神経をとがらせる。 玉木氏は7日の記者会見で自民との連立について、昨年12月に自民、公明、国民民主3党で合意した年収の壁の引き上げとガソリン税の暫定税率廃止が前提になるとしつつ、「実現できれば公党間の信頼関係が醸成され、連携のあり方やパターンもさまざまな可能性が広がる」と含みを残した。 https://www.sankei.com/article/20251007-4WVEA2L2VRK6DF6HALVC4IGSII/ 野党国対委員長会談後のぶら下がり会見 日本維新の会 遠藤敬国対委員長 「僕からは『この際玉木代表にみんなで首班指名で名前を書いたらどうか』と申し上げた」 野党再編の思惑と有権者の冷静な見方 今回の安住淳幹事長による「野田氏にこだわらない」との発言は、立憲民主党が維新との関係を強化し、野党共闘の再構築を模索していることを意味します。しかし、ネット上の反応をみると、この動きに対する評価は総じて厳しく、懐疑的な声が多数を占めています。 多くの投稿では、「野党が結束できるとは思えない」「理念や政策が一致していないのに連携しても意味がない」といった批判的な意見が目立ちました。特に、立憲民主党が連携を主導していることに対し、「政策よりも権力争いが優先されている」「国民の利益ではなく自党の生き残りを考えているだけ」との指摘が多く見られました。一方で、「非自民政権の実現には現実的な協力が必要」「玉木雄一郎氏を中心に据えるのは妥当」とする声も一定数あり、野党再編を前向きに捉える層も存在しています。 全体としては、国民の多くが“政権交代そのもの”よりも“政権運営の安定性”を重視しており、「連携ありきの政治」に対して冷めた見方をしている様子がうかがえます。特に、「理念の異なる野党が集まっても短命政権に終わる」「結局は自民を利するだけ」との懸念が強く、過去の民主党政権の経験が影を落としているようです。 その一方で、「野党が政策協議を重ね、減税や社会保障改革など国民に直接関わる課題で一致できるなら支持したい」という建設的な意見もありました。つまり、有権者が求めているのは単なる数合わせの連立ではなく、現実的で持続可能な政策連携です。安住氏が主導する今回の動きが、国民の期待に応える政治再編につながるかどうか、今後の具体的な政策協議が注目されます。 こういうところだよ。維新の汚い戦法。玉木と書かせて、国民民主の自民党への連立入りを阻止したいだけなんでしょう。 — NISHI
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